電通と電通国際情報サービス、電通デジタル、電通テック、電通ライブ、電通イノベーションイニシアティブ(電通グループのR&D組織)は、2月24日、企業の事業成長の実現を目的にXRテクノロジーの活用に向けた共創型のグループ横断組織「XRX STUDIO(エックスアールエックス スタジオ)」を発足した。
「XRX STUDIO」は、XRテクノロジーを活用し、事業構想からマーケティングソリューション開発、UI/UX開発、運用、PDCAまでをワンストップで統合的に提供し、企業の事業成長を支援する組織。国内電通グループ各社が持つビジネスデザイナー、クリエイター、テクノロジスト、データアナリストら幅広い人材とその専門性に、先端テクノロジー開発企業などのビジネスパートナーの力も加えることで、ビジネスやライフスタイルのカタチをつくり変えていく“XRトランスフォーメーション”の推進に取り組む。
「XRX STUDIO」の公式サイトでは、ソフトバンクが提供するVR空間に広がるフィールドで競い合う近未来スポーツ「WARP BALL」の企画・制作の事例のほか、VR内で集めた画像・動画を3D空間に自由に配置し、閲覧・整理することができる新しい発想支援・共有ツール「COMOLU」、プレゼンテーション・新商品発表会・トークセッションなどを行えるリアルタイムXR合成システムのバーチャルスタジオなどが紹介されている。
今後はライブエンターテインメント領域はもちろん、BtoCのライフスタイル創出やBtoBの商談活用など、これまでにない領域でのコンテンツ開発へと拡張、距離や時間を超えた顧客との新しい体験の場を創りマーケティングを深化、さらにはコマース事業設計など新たなビジネスモデルの創出を模索していくという。