米国のシンクタンク企業・エシスフィア・インスティテュートは米国時間の2月23日、2021年の「世界で最も倫理的な企業(「World’s Most Ethical Companies®」)」を発表。今回は22カ国・47業種のうち、135社がランクインした。うち日本企業は花王とソニーが選出された。
これは、①企業倫理と法令遵守に関する取り組み ②企業市民としての責任ある活動 ③倫理的企業風土 ④コーポレートガバナンス ⑤リーダーシップ・イノベーション・社会からの評価、の5つを軸に評価。2007年のアワードの立ち上げ以降、毎年行っている。
今回含め、ソニーは3年連続、花王は15年連続選出されている。
ソニーの代表執行役会長 兼 社長CEOの吉田憲一郎氏は、「この度、当社が2021 World’s Most Ethical Companiesに再び選ばれたことについて、大変嬉しく光栄に思います。今後も事業活動や様々な社会支援を通じて『人』『社会』『地球』へ貢献してまいります」と語った。
花王の代表取締役社長で執行役員の長谷部佳宏氏は、「この度、『世界で最も倫理的な企業』に15年連続で認められたことを光栄に思います。今後さらに変化する社会においても倫理観ある選択をし続ける会社となれるよう、新たな覚悟で臨んでまいります」と話した。
エシスフィア・インスティテュート最高経営責任者のティモシー・エルブリッチ氏は総評として、「受賞企業は、企業倫理を企業戦略とうまく結びつけた上で、声を上げ、透明性を担保し、革新的な取り組みを模索・実行してきました。その努力を讃えたい」とコメントしている。
選定企業の一覧はこちらから閲覧できる。