イノベーター・ジャパンは3月3日、位置情報を活用した広告・分析におけるリーディング企業である英・Blisと、日本専属パートナー契約を締結したと発表。日本市場で同社のソリューション提供を開始した。
Blisは2004年に英国で設立。これまで世界75カ国以上でブランド企業のマーケティングを手掛けてきた。強みは位置情報データの分析。位置情報から「人々が今どこにいて、過去どこにいたか」を割り出し、それに基づいて実際の消費者行動のマッピングや、人々が実際に何をしているのかを明らかにできる。
同社は「インサイトドリブン」な次世代マーケティングを促進するため、➀Analytics(計画)②Activation(実行) ③Attribution(測定)を効果的に行うことを目指すという。
具体的には、➀最適な広告出稿計画やクロスメディア戦略のための、消費者動向に関する実用的インサイトを提供する ②過去の行動履歴やリアルタイムの位置情報をターゲットし、最先端のクリエイティブをプログラマティック配信する ③キャンペーンの目的に応じて、オンライン・実店舗の訪問数などを測定する、としている。
また、世界の15億のデバイスにリーチし、透明性を担保しながら大規模かつ正確で実用的な位置情報インテリジェンスを提供できる点も特徴だ。
ソリューションを支えるテクノロジーは以下の通り。
1. Smart Pin(データクレンジング)
業界最先端の多段階データ処理でデータをフィルタリングし、有効な位置情報のみを提供
2. Smart Scale(データ拡張)
Wi-Fiスポットの正確な位置を特定し、データ精度を担保したままリーチを拡張
3. Smart Places(POIデータベース)
世界1億カ所以上の検証済み施設データによる正確なターゲティング
4. Smart Households(グローバル規模で各家庭のデバイスに接続)
家庭のIPアドレスを識別し接続デバイスをターゲティング
提携にあたって、Blis グローバル・パートナーシップ・ディレクターのニール・クック氏はコメント「日本の主要企業に市場をリードするテクノロジーを導入しスケールした実績があるイノベーター・ジャパンと提携し、Blisを日本市場に導入できることを喜ばしく思います。私たちは、同社のチームと協力し、彼らのネットワークも活用しながら日本でBlisを展開できることを楽しみにしています」とコメント。
イノベーター・ジャパン 代表の渡辺順也氏は「確かなテクノロジーと世界中のマーケットでの実績に基づき、いよいよ日本市場に投入されるBlisとのコラボレーションにより、日本のデジタルマーケティングに新しい風を吹かせ、より多くの組織のDX推進の活性化および事業革新に寄与できると確信しています」と期待を込めた。
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