JR東日本は、新型コロナの影響を受けて、当初は1月中旬から予定していた「JR SKISKI 2020-2021」のプロモーションを3月2日に開始した。今回は社会人向けに春の雪山を楽しむレジャーを提案する内容になっており、広告キャラクターとして、2012年度以来8年ぶりとなる本田翼を起用している。楽曲はマカロニえんぴつの書き下ろし楽曲『メレンゲ』を採用。3月31日まで、YouTubeやSNS上で動画を配信し、JR東日本の主要駅にてポスターの掲出やデジタルサイネージでの動画放映を実施する。
「JR SKISKI 2020-2021」のキャッチコピーは「冬の空気を変えろ。」だ。ジェイアール東日本企画 クリエイティブディレクター/コピーライター 山口広輝氏は「大自然に広がるゲレンデを訪れて、街中とは違う澄み切った空気を吸いに行こう!という意味とともに、日常のいろいろなトラブルやストレスで縮こまってしまいがちな空気(ムード)を変えていこう!という2つの意味が込められています。」と話す。
そして、今回のターゲットは、社会人のスキー経験者層。そこで、「恋愛×青春」のテーマではなく、広い自然の中で自由に楽しめるスノーレジャーの魅力が伝わるような内容に。
「楽曲タイアップをお願いした『マカロニえんぴつ』のメンバーともZoomで打ち合わせをして、今回はラブソングではなく、『いろんな要因で萎縮しがちな自分を変えることをテーマにしたウインターソングを』と伝えました。そして、かつて大学生役を演じた本田翼さんを8年ぶりに再起用することで、当時大学生だった人が胸を熱くするような広告にしたいと考えました」(山口氏)。
演出を担当したAOI Pro. ディレクター 太田良氏は、「人の関係性で“きゅん”とする瞬間が描かれ、記憶に残るこれまでのJR SKISKIのCMたち。今年はソロスキー。ひとり旅の物語。誰かと行く旅もいいけど、黙々と歩いたり考えごとをする旅もいい。人と触れ合いづらくなった1年、ひとりも悪くないんだと、ちょっと窮屈な冬の空気を変えるようなものにしたかった。でも、ひとり旅ってふいに寂しくなったりします。急に自意識が湧いて、誰も自分のことを知らないんだよなと考えたりとか。そんなおひとりさまを見る他者の視線を交えたくなりました」と話す。
そこで、企画に地元の少年とのやりとりを追加。「少年役は東北在住の江藤雪乃(ゆきの)くん。名前の時点でドンピタ。はじめての撮影に緊張しつつも演技について大人さながらたくさんやりとりを重ねることができました。これまでSKISKIが積み上げてきた“きゅん”が残せたような気がしました」(太田氏)。
スタッフリスト
- 企画制作
- ジェイアール東日本企画+xpd
- ECD
- 長谷川羊介
- CD+企画+C
- 山口広輝
- 企画+AD
- 武山範洋
- EPr
- 齋藤雅隆
- Pr
- 多田羅雄大
- PM
- 上田恵里、篠澤花
- 演出
- 太田良
- 撮影
- 高橋大祐(動画)、嶌村吉祥丸(GR)
- 特機
- 石川義睦
- 照明
- 野田真基(動画)、島村佳孝(GR)
- 美術
- 佐藤彩
- 編集
- 前田憲彦(オフライン)、村田千登志(オンライン)
- CG
- 須永浩光
- 音楽Pr
- 山田勝也
- 歌
- マカロニえんぴつ『メレンゲ』
- MIX
- 吉川貴人
- レタッチ
- 畑島康人(GR)
- ST
- 本間園子(本田)
- HM
- 犬木愛(本田)
- CRD
- 松村隆徳
- CAS
- 藤原香弥(本田)、前田莉奈(サブキャスト)
- AE
- 太田喜郎、豊田和希、大塚健介、吉田敦子
- NA
- 水間ロン
- 出演
- 本田翼、江藤雪乃、奥村アキラ