ラジオCMは「エモさ」か「技術」か。今夜はまじめに広告の話(ゲスト:井村光明)【後編】

澤本さんイチオシCM、エフエム東京「耳かきの音」

井村:コロナになって、ラジオを聴く人も増えているし、音を面白がる人が増えているんじゃないかなと思うんですよ。

権八:一昔前だとASMR(「Autonomous Sensory Meridian Response」の略。YouTubeなどで物を食べる咀嚼音などを聴くとゾクゾクした心地いい感覚が得られると話題になった)みたいな、音だけで楽しむなんて…。

中村:もう変態だろうと。

権八:そうそう。思っていなかったよね。でもさ、音って本当に可能性があるんだなって改めて思いますよね。

中村:たしかに。

井村:ASMRの話でいうと、ここ、エフエム東京さんの「耳の日のキャンペーン」の「ささやき」篇っていうラジオ作品がファイナリストに入っているんですけど…。

権八中村:へえーー。

井村:これは、耳かきの音なんですよ。

権八:(笑)。

井村:耳かきの音みたいな感じで、ささやいているんですね。

権八:超変態だよ(笑)。

中村:なんか確かに気持ち良さそう。

権八:寝ている時とかに聴きたいよね。

井村:はい。それがまた29歳以下の方が作られているっていう。

澤本:それすごい好きだったの。

権八:(笑)。

澤本:たぶん聴いている人って、ヘッドホンで聴いている人も多いじゃない?

権八:はい。

澤本:右と左と振るのよ。右をかいて、左もかいてみたいな。もうあの音をヘッドホンで聴いていると、リアルに耳に突っ込まれ、いや。

権八中村:(笑)

澤本:耳かきされているみたいな感じなのよ。

権八:すっごい力説しています、今(笑)。

澤本:そう。むちゃ好きだった。何回も聴きたいくらい(笑)。

次ページ 「「さけるグミ」のCMは、できないものを次々削っていったら、ああなった」へ続く

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