4月13日に、新刊『デジノグラフィ インサイト発見のためのビッグデータ分析』の発刊記念のオンラインイベントが、丸善ジュンク堂で開催される。
「デジノグラフィ」とは、デジタル空間上のビッグデータをエスノグラフィ(生活の現場を観察したり、そこで暮らす人々の声をインタビューで深掘りしたりする調査手法)の視点で分析し、生活者の見えざる価値観や欲求を発見するデータ分析の新手法。
本イベントでは、『デジノグラフィ』の著者の一人であり、研究員でもある酒井崇匡氏(博報堂生活総合研究所)が、共同研究を行ったメルカリで日本事業CEOを務める田面木宏尚氏を迎え、さまざまな研究から見えてきた消費文化の今とこれからを掘り下げる。
コロナ禍で更に活発になったオンライン上での消費活動。中でもフリマアプリは売り手も買い手も一般の人々であり、ものを買って使ったら、捨てずに次の誰かに渡すという循環が生まれている。こうした背景のもと、膨大な取引データの分析で、日本に古くからあった「おさがり」の文化がデジタル空間上で独自の進化を遂げ、新品購入者の行動にも影響を与えている実態が浮かび上がっている。本イベントではその他にも消費関連を中心に、豊富なデジノグラフィの研究事例から見えてきた生活者の実態や、メルカリ事業運営の裏側についても話を展開する。
概要
メルカリジャパンCEO 田面木宏尚氏 × 博報堂生活総研 酒井崇匡氏 対談
ビッグデータで解き明かす、新しい消費文化
日時:2021年4月13日(火) 19時~20時30分
場所:ZOOMによる配信 ※イベント終了後YouTubeにて1週間のアーカイブ配信があります。
参加費:イベントのみ:1500円(税込)
書籍付き:2500円(税込・送料別)
主催:丸善ジュンク堂
申し込みはこちらから
早稲田大学を卒業後、GMOクラウド株式会社にアルバイトとして入社、CS業務からキャリアをはじめ、サーバーホスティング事業、および新規事業の立ち上げなどに従事。2010年にピクシブ株式会社へ入社し、取締役としてシステム開発、マーケティング、グロース等の事業統括に従事。2016年1月より株式会社アニメイトラボ代表取締役社長CEOに就任し、小売領域におけるIT事業推進を実行。2017年2月に執行役員としてメルカリに参画。2018年10月、執行役員メルカリ日本事業CEO、2020年9月、上級執行役員メルカリ日本事業CEOに就任。
博報堂 博報堂生活総合研究所 上席研究員 早稲田大学を卒業後、2005年博報堂入社。マーケティングプラナーとして、教育、通信、外食、自動車、エンタメなど幅広い業界のブランディング、商品開発、コミュニケーションプラニングに従事。2012年より現職。 デジタル空間上のビッグデータを活用した生活者研究の新領域「デジノグラフィ」を様々なデータホルダーとの共同研究で推進中。 行動や生声あるいは生体情報など、可視化されつつある生活者のデータを元にした発見と洞察を行っている。著書に『自分のデータは自分で使う マイビッグデータの衝撃』(星海社新書)がある。