第56回吉田秀雄記念賞が発表 個人賞は東急エージェンシー 桑原常泰氏に

日本広告業協会(JAAA)は3月26日、第56回吉田秀雄記念賞の受賞者を発表。東急エージェンシー 代表取締役会長の桑原常泰氏が個人賞を受賞した。今回はグループ賞の該当はない。

吉田秀雄記念賞は昭和39年に制定。同協会の前身である日本新聞放送広告業者協会の幹事長として、日本の広告業界の近代組織化を図り、今日の広告産業を築きあげた吉田秀雄氏(元電通・社長)の偉業と功労をたたえ、業績を記念するもの。

広告業界の発展と向上に寄与した人物や業界の業務研究並びに実践において実績の顕著な人物のほか、営業、媒体、制作、マーケティング、調査、総務、経理など職種を問わず、優秀な成績をあげた人物に贈られる。

今回の桑原氏の受賞は、2011年の同協会理事の就任以来、協会運営に貢献し、広告業界の発展向上に尽力していること。また、2012年に運営委員会と教育セミナー委員会(現:人材育成委員会)担当理事に就任して以来、人材育成委員会(教育セミナー委員会が改称)担当理事として、協会の人材育成に関わる委員会を統括し業界全体の人材育成、特に広告会社の若手の育成サポートや広告会社の魅力を学生に伝える施策など、若手の人材育成に貢献したことが評価された。

贈賞式は5月31日、2021年度定時総会後の記念式典にて行われる予定だという。

〔略歴〕
1975年3月 早稲田大学大学院修了
1975年4月 東京急行電鉄株式会社入社
2003年6月 同社取締役
2006年6月 同社常務取締役
2010年3月 株式会社東急エージェンシー代表取締役社長
2011年4月 東京急行電鉄株式会社専務取締役
2017年6月 株式会社東急エージェンシー代表取締役会長
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