はじめまして。フリーランスでコピーライティングとUXライティングを生業にしている、永井一二三です。
新卒で非大手広告代理店の営業、ソーシャルメディアのディレクター(いわゆるSNSの中の人)、会社員コピーライターを経て個人事業主として独立しました。
是が非でもコピーライターになりたかったので、学生時代を含めてコピーライター養成講座には4つのコースに通い、雑誌「宣伝会議」・「ブレーン」は毎号完読。
宣伝会議さんから出ているあらゆる本を読み込むことで広告・マーケティングを学んでいるので、宣伝会議さんにはとことんお世話になっています(おべっか)。
UXライティングとの出会い
2017年の夏に開業届を提出しました。
いわゆる大手広告代理店出身でもなければ、著名な広告賞を取ったことのない自分が、これから先にどのようにふるまっていくべきか。
そんなふうに悩んでいた時に出会ったのが「UXライティング」という概念でした。
(具体的な出会いは、とある企業のスマホアプリのマーケティング支援に関する求人だったのですが、この話は第2回でお話しできればと思います)
UXライターとは:
『GAFAをはじめとしたシリコンバレーのテクノロジー系企業では、サービス内における言葉の専門家を採用することで実際にコンバージョン率がアップしている。ユーザーの体験をテキストでサポートするのがUXライター』。
私自身、スマホアプリのサービスなどをいちユーザーとして利用している時に、言葉遣いに対して違和感を感じる(←この表現こそに違和感を覚える方もいるかもしれません)ことが度々ありました。
アプリをつくる時にはプロデューサー・ディレクター、プログラマー・エンジニア、デザイナーなどがアサインされますが、サービス内における言葉自体にはそれほど意識が向けられていない印象があります。しかし、日本で義務教育を受けていればある程度の読み書きはできてしまうので、「言葉を置く」だけの行為は誰でもできてしまいます。
アメリカのサービスやマーケティングのトレンドはいずれ日本にやってきます。もちろん日本とはもろもろの事情が違うので根付かない場合もありますが、テキストでユーザーの体験を向上させるニーズは必ず来るという確信がありました。
特にスタートアップ企業が提供する価値は、それまで存在していたサービスの延長というよりも、全く新しい体験を提供するという傾向が強いです。初見のユーザーに対してサービスをすみやかに理解してもらう必要があります。
スマホでサービスを利用している時に判断しタップするその瞬間に指で触れるのは当然ですが「言葉」です。この「言葉」をユーザーにとってふさわしい・ちょうどよい言葉で表現することの重要性は、今後非常に高くなっていくだろうと考えました。