Withコロナの時代 海外に向けて、どのように日本を伝えていくか?

職なし、コネなしでシドニーで起業して12年、日本の良さをさらに発信

さて、全7回に渡って掲載させていただいた本連載も、これで最後となります。日系マーケターの皆様が、これから海外に打って出ていくにあたり、過去の連載を含め少しでも参考になることをお伝えすることができていたら本望です。

これからウィズコロナ、そしてアフターコロナ時代にかけて、きっと誰もが予想できないような新たな流れが生まれ、荒波が続いて押し寄せてくることになるでしょう。職なし、コネなしでシドニーで起業して誰にも我々の事業の価値や存在が認められていなかった12年前、あるいはクレジットカードと預金をかき集めて資金集めを強いられた創業期を思えば、この時代を生き抜くための経営舵取りも、今までいくつかあった挑戦のひとつにすぎません。これからも前を向き続けてブレることなく、海外に住む日本人マーケターだからこそできうるアプローチで、日本の良さをさらに世界に伝える取り組みをしていきます。

doqのチームは背景、専門性、国籍、人種等のことなる多岐にわたるチームメンバーで構成されたクロスカルチャーマーケティングのスペシャリスト集団。

最後に、今回のこの連載のご機会を提供いただいた『宣伝会議』編集長の谷口優さん、そしてこの連載のコンテンツをより興味深い内容にするために、毎回多大なる知恵と力をくれたdoqアカウントプランニングディレクター永見幸太、ストラテジックプランニングマネージャー近堂大輔に、心から感謝申し上げます。

読者の皆さま、全7回にわたり拝読いただきありがとうございました。オーストラリアと日本の渡航が再開された後、シドニーにお越しになられる読者の方がいましたら、ぜひお気軽にdoqにお立ちよりください。オーストラリアが誇るコーヒー文化が生み出したこだわりのコーヒー、あるいはオーストラリア産のビールを片手に、毎日世界中の文化が行き来するオフィスが所在する桟橋から海を見ながら乾杯しましょう。Cheers!

2020年12月、doqオフィス前のワーフにて著者。2021年からジャパン・ラグビー・トップリーグに参加することになったラグビー・オーストラリア代表キャプテンのマイケル・フーパー氏と。
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作野 善教(doq®グループマネージングディレクター)
作野 善教(doq®グループマネージングディレクター)

2001年ビーコン・コミュニケーションズ入社、日本市場でのマーケティング全般における経験を経て、2006年より米国広告代理店レオバーネットのシカゴ本社にて米国ブランドのアジアパシフィック及び欧州・南米市場向けマーケティング立案を担当。2009年に世界と日本をマーケティングとイノベーションで繋ぐことをビジョンにシドニーでdoq®を創業。異なる文化と背景を持つ多様性に富んだチームと共に、20年50社以上に渡るグローバル市場でのマーケティングを手がけ様々な賞を受賞。オーストラリアの移民起業家を称えるエスニックビジネスアワードにおいて史上2人目の日本人ファイナリストにも選出される。2008年シカゴ大学ニューアントレプレナーズプログラム修了。2011年ニューサウスウェールズ大学AGSMにてMBAを取得。2014年クロスカルチャーマーケティングエキスパートとしてTEDxTitechに登壇。2018年ハイパーアイランド・シンガポール校にてデジタルメディアマネジメント修士号を取得。

作野 善教(doq®グループマネージングディレクター)

2001年ビーコン・コミュニケーションズ入社、日本市場でのマーケティング全般における経験を経て、2006年より米国広告代理店レオバーネットのシカゴ本社にて米国ブランドのアジアパシフィック及び欧州・南米市場向けマーケティング立案を担当。2009年に世界と日本をマーケティングとイノベーションで繋ぐことをビジョンにシドニーでdoq®を創業。異なる文化と背景を持つ多様性に富んだチームと共に、20年50社以上に渡るグローバル市場でのマーケティングを手がけ様々な賞を受賞。オーストラリアの移民起業家を称えるエスニックビジネスアワードにおいて史上2人目の日本人ファイナリストにも選出される。2008年シカゴ大学ニューアントレプレナーズプログラム修了。2011年ニューサウスウェールズ大学AGSMにてMBAを取得。2014年クロスカルチャーマーケティングエキスパートとしてTEDxTitechに登壇。2018年ハイパーアイランド・シンガポール校にてデジタルメディアマネジメント修士号を取得。

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