広告代理店でクリエイティブディレクターを務め、2021年4月に「オーエンカンパニー」を立ち上げたコピーライター/プランナーの生駒達也氏による新コラムがスタートします。第1回のコラム「前回踏襲の提案でコンペに敗北した話」は4月5日掲載です。どうぞご期待ください。
ビジネスに成功するノウハウや勝つためのコツを語る書物は様々に存在しますが、競合コンペに負けた話を赤裸々に語ってくれる敗軍の将はあまりいません。
プロ野球の名将・野村克也氏の言葉には、「勝ちに不思議の勝ちあり。負けに不思議の負けなし。」という名言があります。これは、勝つ時にはたまたま運よく勝てる試合があっても、負ける場合には必ず敗因が存在することを意味しています。つまり、この負ける原因をきっちり把握し、修正していけば、次の試合に勝つ確率を高めていけるということです。
筆者はこれまで数々の競合コンペに参加し、多くの勝利を獲得していますが、それ以上に膨大な敗北を喫してきました。競合コンペの結果には、納得のいかないものもありますが、負けたコンペには、やはり敗因が存在するものです。この敗因、つまり「負ける法則」をしっかりと認識し、反省し、修正していけば、次の勝利につなげていくことができます。
広告・マーケティング業界で日々競合コンペに臨むクリエイターやプランナー、マーケター、営業担当者、また他の業界でも競合に挑む様々なビジネスパーソンに向けて、この「負ける法則」を伝授していきたいです。
生駒達也(いこま たつや)
コピーライター/プランナー
広告代理店にてコピーライターを経てクリエイティブディレクターに。これまで
メーカー、インフラ、通販、自治体など様々なクライアントを担当。日経広告賞、ACC賞、毎日広告デザイン賞、TCC新人賞、ニューヨークフェスティバルなど広告賞各種受賞。近年は、従来からの広告クリエイティブにとどまらず、企業のコミュニケーション活動全般に携わる。今春フリーランスとなり、“あなたを応援する仲間でありたい”をコンセプトに「オーエンカンパニー」を立ち上げ。