大阪広告協会は、3月30日に「第64回大阪広告協会賞」と「第64回大阪広告協会賞 特別賞」を発表した。それぞれソフトウェア開発会社のSky、在阪メディアや企業・団体を中心にコロナ下で立ち上がった「#イマデキ」実行委員会が受賞している。
「第64回大阪広告協会賞」に選ばれたのは、藤原竜也の広告などでおなじみのSky。その受賞理由には、「多彩な広告活動により、ナショナルブランドとして新たな領域への拡大を続けるマーケティング力」が挙げられている。
Skyは1985年の創業以来「青空のごとく大きな考えでシステムを創る」という理念のもと事業を拡大。2015年以降は、藤原竜也を起用した企業・商品・採用広告を展開し、テレビCMや交通広告で、ビジネスパーソンのみならず全国の幅広い層の人々の認知獲得に成功。さらに、2020年には俳優の吉田鋼太郎と山崎育三郎を起用した新たな広告を開始。女子プロゴルファー仲宗根澄香プロとの契約も発表した。こうした取り組みが評価されての受賞となる。
また、コロナ下で始まった関西発の「#イマデキ」実行委員会が「第64回大阪広告協会賞 特別賞」を受賞。世の中が自粛ムードで、暗いニュースで埋め尽くされていた2020年3月。明日の状況も不透明で、企業も発信するメッセージを模索していた。そんな中、ポジティブなメッセージを発信する空気づくりをしようと関西エリアで立ち上がったのが「#イマデキ」だ。在阪テレビ・ラジオ局、関西に所縁のある企業、大阪観光局や大阪商工会議所などの団体計80以上がパートナーとして参画した。
「今だからできることを見つけた人や新しいことにトライする人を応援するため、そして心に響く新しいメッセージを届けるためのチャレンジにより、大阪から多くの元気が発信された」ことが評価された。
贈賞式は5月25日に開催される大阪広告協会 第73回定時社員総会(リーガロイヤルホテル)にて実施予定だ。