ターゲットはアクティブなシニア層 「自立型有料老人ホーム」の認知拡大(聖隷福祉事業団)/販促コンペ・企業オリエン

6月3日13時まで企画募集中の「第13回販促コンペ」。このほど実施された課題協賛企業のオリエンテーションから、一部を編集部がピックアップ。ここでしか読めない、より詳しい内容をお伝えしていきます。

今回は聖隷福祉事業団の課題「お元気なうちに入居する『自立型有料老人ホーム』を知っていただくアイデア」についてのオリエンテーションです(課題詳細ページはこちら)。
オリエン動画はこちら

 

総合的なヒューマンサービスを提供

聖隷福祉事業団は2020年に創立90周年を迎えた社会福祉法人です。1930年にキリスト教信者の青年たちが、当時は不治の病と言われていた結核患者の世話をしたことが始まり。創立以降、医療・保健・介護・福祉の事業領域で総合的なヒューマンサービスを提供してきました。サービス活動収益は約1195億円、職員は1万6000人、施設数は162施設となっています。

今回は、1973年から続く「有料老人ホーム」に関するアイデアを募集します。開設当時は、高度経済成長期でありながら、高齢者の自殺や孤独が社会問題になっていました。施設の創始者は、生涯勤勉に働いてきた人たちが自らの資金で自由に、生きがいのある安心した生活ができる場が必要であると考え、有料老人ホームを開設しました。

2025年には「超超高齢化社会」になる

現在の日本は、少子高齢化が社会問題となっています。人口に占める高齢者の割合はこの20年で上昇し、2019年には65歳以上の高齢者が28.5%となりました。団塊の世代が75歳を迎える2025年には30%を超え、「超超高齢化社会」になると言われています。また、年代別人口に占める要支援・要介護認定者の割合を見ると、85歳以上では約6割の方が介護を必要としていることが分かります。

このように、日本社会において介護が必要となる方が増える一方で、お子さんや親戚などの世話にならずに過ごしたいと考えるシニアもいて、その意向は当法人のサービスを検討する理由のひとつにもなっています。

厚生労働省の調査によると、有料老人ホームの数は全国で約1万5134施設。その内訳は➀介護付き有料老人ホーム(一般型特定施設) ②介護付き有料老人ホーム(外部サービス利用型特定施設) ③住宅型有料老人ホーム ④健康型有料老人ホームの4種類です。当法人が運営する「エデンの園」には一部介護付き、住宅型の施設もありますが、今回テーマとするのは自立型の介護付き有料老人ホームとなります。

自立型施設のターゲットは、60代~70代で、将来の不安を抱えるお1人さまのシニア層。元気なうちに入居し、仲間と施設の行事に参加しながらセカンドライフを楽しんでいただいています。介護が必要になっても専門職のスタッフからサービスを受けることができ、最後までホームで暮らすことができます。

入居の条件はお1人さまの場合は60歳以上。2人での入居も可能ですが、別途条件が付きます。必須上限は、ご自身で食事や排泄、洗濯や掃除、買い物などができること。費用は家賃が2550万円~5770万円、その他介護費用として1人あたり550万円、プラスで管理費や食費、水道光熱費も必要となります(浦安エデンの園の場合)。このような条件からも分かるように、ある程度の資産がある人がターゲットとなります。

コロナ禍で認知拡大が困難に

これまで、認知獲得のためにテレビCMや著名人が登壇する集合型のセミナーを実施してきました。また、理解促進のために見学会やWebサイトによる最新の情報発信を行ってきました。入居者アンケートでは、施設を知ったきっかけの1位は口コミ、2位はテレビCM、3位がWebサイトとなっています。

ただ、コロナ禍でこうした宣伝活動を変えざるを得なくなっています。デジタル化の流れを受けて集合型のセミナーを動画配信に切り替え、YouTubeを活用した発信も進めていますが、デジタルツールやオンライン化に対応できていないシニア層も多いのが現状です。

施設側でも、感染対策を万全にするため見学の受け入れが難しくなっており、非常に苦戦する結果となっています。そこで皆さまの感性と新しい切り口で「自立型有料老人ホーム エデンの園」を知っていただくためのアイデアを募集します。

 

聖隷福祉事業団の課題詳細ページはこちら
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