ECと実店舗の融合 ~アマゾンとホールフーズマーケット~
調理ニーズ増加でコロナ禍でも変わらず需要が高い食品スーパー。アメリカ大手のホールフーズマーケットは、同じくコロナ禍のネットショッピングで需要が伸びたEC小売のアマゾンとの連携を加速しています。
2017年にホールフーズマーケットを買収したアマゾンは、アマゾンプライム会員が店舗で買い物をするとセール品を10%割引になる特典や、オンラインでホールフーズマーケットの商品をデリバリー注文できるサービスを展開。
店舗の購買履歴がショッピングサイトと連携しており、オンラインで注文をするときに、過去に買ったものや類似商品のレコメンドもしてくれます(注3)。毎日の買い物がますます便利になっていることは、実際に住んでいる私自身も日々実感しています。
注3:アマゾン公式サイト内のホールフーズマーケットのページより
ホールフーズマーケット実店舗と、アマゾン内のホールフーズマーケットのページ
超便利!ホールフーズマーケットの食料品デリバリー
せっかくなので、アマゾンが提供するホールフーズマーケットのデリバリーを実際に利用した様子を紹介したいと思います。
ションピングサイトには、実店舗で売っているものがそのまま何でも揃っています。コロナの感染リスクを気にすることなく自宅で食料品を注文し、最短2時間でデリバリーが到着。注文時に、玄関先に置いてくれるオプションもあり、手渡し時の接触もなく安心です。
私自身は、直接店舗で買い物をすることがまだまだ多いですが、スーパーでの感染リスクを心配するご年配や持病持ちの方にはたいへん便利だと思いました。
ホールフーズマーケットのデリバリー
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堤 藤成(フェズ クリエイティブ・ディレクター/PR プランナー)
堤 藤成(フェズ クリエイティブ・ディレクター/PR プランナー)
新卒で電通に入社し、コピーライター、デジタルプランナー、クリエーティブディレクターとして、様々な企業のプロモーション、ブランディング、新規事業開発などを担当。主な仕事としては、日本初の人工知能コピーライタープロジェクト「AICO」の新規事業立ち上げをはじめ、国語の教科書に掲載された「さびしくなったら、おヘソをみよう」(日本新聞協会グランプリ受賞)、『One Show 展』(カンヌゴールド)、『JRA進撃の有馬記念』、IBM Watsonハッカソン『日本IBM賞』、宣伝会議第1回コラムニストグランプリなど受賞多数。マレーシアのELM Graduate SchoolにてMBA(経営学修士)を取得。現在は「消費、そして地域を元気にする」をミッションに小売業界のデジタル革新を担う株式会社フェズにて、クリエイティブ・ディレクションと広報に従事。クリエイティブコーチとしても活動。またオランダ在住のリモートワーカーとして、EU圏からアジア圏まで海外リテイルのトレンドについても執筆や講演など精力的に活動中。主な連載『VUCA時代の小売と消費』(ダイヤモンド社)、『世界の小売から』(宣伝会議 AdverTimes)等
堤 藤成(フェズ クリエイティブ・ディレクター/PR プランナー)
新卒で電通に入社し、コピーライター、デジタルプランナー、クリエーティブディレクターとして、様々な企業のプロモーション、ブランディング、新規事業開発などを担当。主な仕事としては、日本初の人工知能コピーライタープロジェクト「AICO」の新規事業立ち上げをはじめ、国語の教科書に掲載された「さびしくなったら、おヘソをみよう」(日本新聞協会グランプリ受賞)、『One Show 展』(カンヌゴールド)、『JRA進撃の有馬記念』、IBM Watsonハッカソン『日本IBM賞』、宣伝会議第1回コラムニストグランプリなど受賞多数。マレーシアのELM Graduate SchoolにてMBA(経営学修士)を取得。現在は「消費、そして地域を元気にする」をミッションに小売業界のデジタル革新を担う株式会社フェズにて、クリエイティブ・ディレクションと広報に従事。クリエイティブコーチとしても活動。またオランダ在住のリモートワーカーとして、EU圏からアジア圏まで海外リテイルのトレンドについても執筆や講演など精力的に活動中。主な連載『VUCA時代の小売と消費』(ダイヤモンド社)、『世界の小売から』(宣伝会議 AdverTimes)等
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