今回はロート製薬の課題「男性がスキンケアをしたくなるアイデア」についてのオリエンテーションです(課題詳細ページはこちら)。
65%がスキンケアは面倒だと回答
現代は男性の清潔感や美容への意識の高まりに伴い、男性もスキンケアをする時代になってきています。
実際に調査データでは、男性の82.9%が清潔感を大切にし、77.34%が身だしなみに気を使っているとされます。さらに、「男性も美容にこだわるべきだ」と考える方は63.5%、「将来の肌のために今努力している」という方も53.4%と、男性の清潔感や身だしなみ、美容に対する意識は非常に高まっていると言えます。
一方、男性のスキンケア実施率になると、洗顔料は60.5%、化粧水は27%、乳液は15.4%、クリームでは11.3%。意識は高まっているものの、商品によって使用状況は異なっています。当社としても、特に化粧水と乳液、クリームといったスキンケア商品をいかに新しいお客さまに使っていただくか、という課題を持っています。
男性にスキンケア商品が使われない理由は、多くの男性がスキンケアを面倒だと考えているからでしょう。データでも、既にスキンケアを実施されている層も含め、65%の方が面倒だと回答しています。
ただ、スキンケアを行いたいものの、「何をしたらいいのか」「どの商品を使用したらいいのか」と悩まれている方が非常に多いのも事実です。
年齢によって変化する肌悩み
さらに、男性の肌悩みは年齢によっても変化していきます。10~20代の思春期では、皮脂や脂が多くなるため、ニキビができやすいという悩みが多くなります。実際、「赤いブツブツができて嫌だった」「ニキビを潰して痛かった」「ニキビ跡が気になって仕方ない」と悩んだ経験を持つ方も少なくないかと思います。
20歳を超えた頃からは、肌のかさつきや粉拭き、肌荒れといった症状が非常に増えてきます。ニキビの悩みが落ち着いたかと思えば、今度は肌の乾燥に悩むことになります。
さらに、30代を超えてくると、エイジングも気になってきます。髭剃り後にかさつきを感じやすくなるなど、肌自体が加齢とともに老化してしまい、シミやシワといったエイジングによる悩みが増加します。特に40歳を超えると、目に見えて分かるようなシミなどの悩みを持たれる方が出てきます。
スキンケア習慣をつくるアイデアを
このように、スキンケアを面倒だと感じている層も含め、全体としてスキンケアの意識は高まってきています。そこで今回は「男性がスキンケアをしたくなるアイデア」を募集したいと考えています。
ターゲットは、身だしなみや美容への意識があるものの、スキンケアを面倒に感じて習慣に至っていない男性。斬新なアイデアをきっかけに彼らにスキンケア習慣が生まれることで、市場拡大の期待と同時に、美意識や清潔意識を高めたいというニーズにも応えられると考えています。
当社は、10~20代は「メラノCC」、20~30代は「OXY」、20~40代が「肌ラボ」と、各年代に顧客のボリュームゾーンを持つ商品を抱えています。このほか、男性用と女性用のスキンケア商品があります。
これらの商品を使用しながら、まだスキンケア習慣がないターゲット層に向け、いかにスキンケアをはじめようと考えてもらえるか。スキンケアのきっかけとなるような、新しい企画を待っています。