今回は三菱地所グループの課題「『丸の内ポイント』を起点に、丸の内におでかけしたくなる楽しいアイデア」についてのオリエンテーションです(課題詳細ページはこちら)。
店舗数は約20年で4倍に
丸の内は東京駅と皇居に挟まれたエリア。当社では隣接する大手町と有楽町を合わせ、「広域丸の内エリア」と呼んでいます。東京駅前の立地という利便性の高さが、何よりもの強みと言えます。
エリア全体では東京駅、大手町駅、日比谷駅といった28路線、13駅の鉄道網があります。また、約4300の事務所で働く28万人の就業者の方々によって、エリアは支えられています。
そんな丸の内は約1060店舗が集積し、平日休日問わず、様々な来街者の方々が訪れる一大商業拠点でもあります。丸の内ビルディング開業前である2002年時点では約280だった店舗も、多くのビルや施設の開業によって今では約4倍となり、商業拠点として大きな成長を遂げました。
丸の内での買い物に必須のカード
「丸の内ポイント」とは、丸の内エリアの対象店舗での支払い時にポイントが貯まる、ショッピングの相棒的存在です。形態としては「丸の内カード」と、「丸の内カード一体型のクレジットカード」があります。クレジットカードは三菱地所グループCARDとして、丸の内ポイント以外にも、三菱地所グループの対象施設で使える「三菱地所グループポイント」も貯まります。
「丸の内ポイント」のスキームは、シンプルに設計しています。丸の内ビルディングや新丸の内ビルディングをはじめ、対象店舗で買い物や食事をしていただく際に、丸の内カードの利用や提示で一回のお買い上げ金額100円につき1ポイントが貯まります。貯まったポイントは対象店舗で500ポイントを500円分と換算し、レジでの支払い時に利用できます。
年に数回のポイントアップ期間や、利用金額に応じたボーナスポイントの付与もあります。提携施設やショップでの割引など、丸の内に出かけるのであれば、持たないと損としか言いようのないポイントカードとなっています。
さらに、今春にはアプリ版ポイントカードの開始も予定しています。気軽に会員登録ができるほかに、財布がぶ厚くなることも避けられ、なにより今までのカードでできなかった機能が多く搭載されるため、利便性は高まっています。
丸の内ポイントをおでかけの相棒に
2020年からニューノーマルな暮らしがはじまり、数年前から少しずつ芽生えていた課題が加速度的に浮き彫りになっています。2020年はリアルな場や街をつくることが仕事の当社としても、悩んだ1年となりました。
特に丸の内は、このエリアで働いていらっしゃるオフィス就業者の方々に支えられている街です。働き方が一変した今では、「28万人の就業者が毎日8時間、週5日を過ごす場所」から、「多様な就業者100万人が最適な時間に集まり、交流し、価値を見出す舞台」にしていきたいと考えています。
当社は今後、場所や時間を柔軟に選択するワークスタイルが浸透していくことに合わせ、自由な働き方に応じたフレキシブルに利用できる空間づくりを進めていく予定です。丸の内エリアも、今まで訪れる機会がなかった方々も含め、幅広い方々におでかけしたいと思ってもらえる魅力的な場所にしていきます。
そんな中、丸の内でのおでかけの相棒として、丸の内ポイントを最大限に活用した幅広いアイデアを募集します。条件は2つ。まず丸の内ポイントを活用していること。そして、丸の内のおでかけを促進する施策であること。この2点を満たしていればどのようなアイデアでも構いません。
また、施策を実施した後に、どのような効果があったのか検証するため、可能であれば施策の効果検証の方法も提案いただければ幸いです。枠にとらわれず、ぜひ自由なアイデアをご応募いただけたらと思います。