動画広告向けのソリューションを提供するZefr, Inc.(ゼファー、米国カリフォルニア州、以下ZEFR)は、三井物産との資本業務提携を通じて日本市場に参入することを23日、発表した。ZEFRは三井物産のサポートの下、三井物産子会社のLegolissや広告会社と連携し、広告主へのYouTube動画広告向けソリューションの提供を進めるとしている。
2008年に米国で創業したZEFRは、ヒトによる動画レビューに基づいた大規模データとAIを用いた独自の動画解析技術により、広告主に有効な動画URL単位の配信先リストを自動生成することで、より効果的な動画広告キャンペーンが可能となるソリューションを提供。YouTubeおよびFacebookの公認パートナーに選出された企業。同社のシステムは個人情報やCookieに依存しない、コンテンツ連動型の広告配信(コンテクスチュアルターゲティング)を動画において行えるソリューションとして、グローバルで利用されている。
同社はYouTubeにアップロードされている動画の内容を独自に解析し、広告配信に相応しいコンテンツのみを抽出し、独自のプレミアム在庫を構築。ブランドセーフティーの課題にも対応しながら、広告主の求めるブランドイメージや広告効果の向上が期待できるという。
販売を担当するのは、データ活用により企業のマーケティング支援を行う三井物産の子会社Legoliss。日本国内でのトライアルテストを先行して実施し、知見とノウハウを蓄積しており、今後はZEFR及び三井物産と共に、日本での拡販を進めていくとしている。