Instagramから生まれた6人の若手チーム
「#太陽クオリティー」は、潮田龍一さんを中心に、大塚渉さん、天利英里子さん、植田千晶さん、吉田悠人さん、松井理紗さんが参画する6人の若手プロデューサーによるチーム。これまで、NTTドコモ、ロッテ、花王、キリンビールなど数多くのクライアントを担当してきたメンバーが一堂に会した形だ。
「僕の周りには、面白いことを考えている若手がたくさんいます。一方で、そのアイデアを活かしきれていない、もどかしさがありました。フラットに意見を交換し合い、ブラッシュアップしていけるチームがあれば、より活躍の場が増えるかもしれないと。そこで同世代のエースに声をかけ、プロデューサーチームをつくることを会社に提案しました」と潮田さん。
チーム名はInstagramのハッシュタグに由来する。メンバーが約3年前から実際に使用していたもので、先輩に隠れてご飯を食べていたり、いつの間にか控室で寝ていたり、そんな仕事の合間の光景をイジって「#太陽クオリティー」としてInstagramに投稿していた。
「僕がスクランブル交差点を、PCでメールを打ちながら歩いている画像がいつの間にかインスタに投稿されていたことがありました(笑)。そんなノリから始まった『#太陽クオリティー』がチーム名になるのは正直驚きました。でもその名前の通り、元気でノリよく、自分の言いたいことを言えてそれを聞いてもらえる風通しの良いチームだと思います」と吉田さん。
6人集まればプロデュース力も6倍に!
制作チームの要として指揮を執るプロデューサーには、スタッフィング・機材・スケジューリングなどさまざまな知識が必要だ。そんな役割を担うからこそチームになることでさらなる力を発揮できる。
「楽観的な計算ですが、プロデューサーが6人集まれば知恵も知識も6倍です(笑)。得意の数は増えるし、苦手なことはお互いにカバーし合えます。特にスタッフィングにおいて、チームであることが活きると思っています。人のつながりが6倍になれば、仕事に最適なディレクターやカメラマンもアサインしやすくなる」(潮田さん)。
既にチームになったことによる相乗効果も生まれ始めている。「天利の撮影の段取り力や制作進行能力は、以前から同期ながら尊敬していました。チームとして普段から連絡を取り合うようになり、これまで以上に相談しやすく、技を盗みやすくなりました」と大塚さん。また、松井さんは、「最近同期でもある吉田が受注したのを聞いて、ライバル心を燃やしていました(笑)。わからないことは聞けるし、切磋琢磨できるメンバーがいる。それもチームの良いところだと感じています」と話す。
チームでは、現在進行中の仕事についてはもちろんだが、話題のCMやSNSの投稿、タレント情報などを共有している。某スマホアプリのキャンペーンでは、チーム内で話題にしていたYouTuberたちに直接声をかけてゲーム対決の動画を制作。また別の案件では、公開したCMへ寄せられたSNSの声を拾い、それを組み込んだ新たなCMを制作した。
トレンドに合わせて企画し、リアルな反響を取り入れたこれらの企画は、SNSを中心に話題となった。普段から新しい物事に敏感でいるメンバーだからこそ、生まれた提案だ。
スマートさよりも積極的な提案を
チームは5月1日に本格始動したばかり。「#太陽クオリティー」、そして太陽企画一丸となって挑戦していきたいと考えているという。
「メンバー全員、太陽企画の制作スタッフで頑張ろうという想いがあります。お互いをよく知っていると、意思疎通がスムーズに進み、現場での要望にも臨機応変に応えられる。なるべくフリー制作ではなく、太陽企画内の制作部で頑張ろうとしている姿勢はスタッフからも好評で、現場での明るい雰囲気づくりにも繋がっていると思います」と天利さん。
実際、「明るい雰囲気が良かった」ことを理由のひとつに、仕事が継続することも多い。また、同じチームで続けて担当することでノウハウも蓄積され、クオリティーも次第に高まっていく。
「広告や映画、ファッションの仕事、お笑いの演出など、ジャンルは問わずやってみたいことは盛りだくさんです。もともとInstagramで太陽企画メンバーの様子をイジった投稿から始まったこともあり、スマートさは全くない『#太陽クオリティー』ですが、臆することなく、クライアントにも広告会社にも積極的に提案していこうというやる気があります。本気で楽しみながら僕らにしかできないプロデュースをさせてもらいます!」(潮田さん)。
お問い合わせ
太陽企画
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