ヤンセンファーマは4月22日、肺動脈性肺高血圧症(Pulmonary Arterial Hypertension、以下、PAH)の疾患認知の向上と患者の孤立や悩みの軽減を目的に、歌手の一青窈と協働した疾患啓発プロジェクト「6 minutes together(シックスミニッツトゥギャザー)」を開始。
同プロジェクトの取り組みのひとつとして、一青さんが制作した新曲『6分』を同社のSpotifyプレイリストで配信およびミュージックビデオを公開した。
PAHは、心臓から肺へ血液を送る血管の圧力、肺動脈圧が高くなる「肺高血圧症」という病気の一種*1。難病に指定されており、日本には約3700人の患者がいるとされ、さらに近年増加傾向にあると言われている。
このような背景を踏まえ、ひとりでも多くの人にPAHを知ってもらうため、また、患者の精神的負荷の軽減のために、一青さんが新曲を書き下ろした。本楽曲は、PAH患者の診断や経過観察で行われる「6分間歩行検査*2」から着想を得てつくられ、タイトルだけでなく曲の長さもちょうど6分間となっている。
同検査は、患者にとって息苦しさや動悸、疲労感をともなう場合があり、検査時間の6分間を長く、苦しく感じるケースも多いという。そこで「検査に臨む人々を音楽で応援したい」という想いで楽曲を制作。一青さんは当事者へのインタビューを行って歌詞を書き、『ハナミズキ』でタッグを組んだマシコタツロウ氏が作曲を担当した。
CDを務めた兼田麻衣氏は「一青窈さんの新曲『6分』は、難病・PAH(肺動脈性肺高血圧症)の患者さんに寄り添い、病気を広く知っていただくために生まれた6分間の曲です」と話す。
同社のSpotifyプレイリスト『6 minutes together』では、一青さんの楽曲や専門医によるPAHの解説音源に加え、世界中の総勢40組のアーティストの6分間の楽曲を集約しているという。兼田氏は「このプレイリストでは、様々な著名アーティストによる6分間の曲も公開しています。ぜひ6分間、PAHに想いを馳せていただければ嬉しいです」と述べた。
同社は「当社のビジョンは、病が過去のものになる未来をつくることです。治療が困難な病を過去のものとするために、科学の力で病に打ち克ち、画期的な発想力で多くの人々に薬を届け、真心を持って癒し、希望をお届けしていきたい」とコメントしている。
スタッフリスト
- 企画制作
- McCann Health Japan+ダンスノットアクト
- ECD
- 柿並俊介
- CD+C
- 兼田麻衣
- AD
- 高橋朗
- STPL
- 三浦詩織、吉田健太
- CPr
- 石黒大介
- Pr
- 掛巣源太郎
- PM
- 津山朗良
- 演出+撮影
- 市川稜
- 照明
- 染谷昭浩
- 編集
- 上村進作、清塚陸
- 作詞+出演
- 一青窈
- 作曲
- マシコタツロウ
- 編曲
- トオミヨウ
- ST
- 井口さおり
- HM
- 丹羽寛和
- PRプランナー
- 岩本彩貴、大矢咲貴子
- デジタルプロデューサー
- 高橋亜希子
- メディアプランナー
- 太田理恵
- CAS
- 高橋こうこ
- AE
- 大嶋真梨子、立村俊明、馬場博之