『NARUTO』全巻読み終わったとき、「僕にもできる!」と思った(ゲスト:ペッペ)【前編】

漫画に映画に音楽に。英語漬けの夏休みで語学が上達

澤本:ペッペさん日本語めちゃうまいのは、大学で習ったおかげ?

ペッペ:そう。大学のおかげで、読むのと書くのはすごくうまくなりました。今も、話すより読む方が上手だと思う。でも、日本に初めて来たときは全く喋れなかったんですよ。なぜかというと、ベネチア大学のクラスは350人で、先生はイタリア語も喋れる日本人が1人だけ。イタリア人ばっかりだから会話の練習できないでしょ。

授業では「観光客に話し掛けに行ってください」って言われた。確かにベネチアに日本人観光客は多いけど、僕はシャイだから「絶対できないよ」って言って全くしなかったんですよ(笑)。テストで満点取るようなクラスメイトたちは、みんなサンマルコ広場に行って「日本人の方ですか?何か手伝いましょうか?」って喋り掛けに行ってたね。

僕は、日本に来てから、モデルの仕事しながらスタッフと話したり、日本語学校に通ったりして、会話は日本に来てからうまくなりましたね。でもまだ全然満足してないんですよ。深く話したいときは、英語の方が全然得意。

中村:イタリア人はみんな英語うまいんですか。

ペッペ:全然、下手。みんな下手(笑)。

中村:じゃあペッペがすごいんだ。大学で第二外国語と第三外国語で習ったんだ。

ペッペ:いや、英語は個人的に上手くなりたかったから自分で勉強したんですよ。高校の途中まではすごく下手だったんです。テストは赤点ギリギリの点ばっかり取ってたんだけど、突然夏休みに「英語うまくなりたい!」って思って。

丁度漫画を見つけた頃だったから、インターネットで英語で漫画読んで、あとは英語で映画全部見て、音楽も全部英語で聞いて。そうすると、本当にアメリカに引っ越したみたいな感じになるんですよ。すると、すぐうまくなりました。夏休み中に英語をいっぱいやって、学校が始まって最初のテストが満点だったよ。先生は「どうしたの?!ペッペ?!」って言われた。すごく満足したよ。

中村:語学習得能力がすごいよね。

澤本:夏休みの一発でそんなうまくなったんだ。

ペッペ:そうですよ。そこはすごく満足。毎日レッド・ツェッペリン聞いて、タランティーノの映画見て、『パルプ・フィクション』(1994年、アメリカ)を2週間毎日見ていました。毎日毎日英語で。それで覚えてうまくなった。

権八:英語で見るときは、イタリア語の字幕は入っているの?

ペッペ:最初はイタリア語で見て、内容がわかってから見ます。漫画もそうですよ。1回読んだことある漫画だけ読んでた。そうすると「ここの言葉はこういう意味なんだ」って、読みながら覚えられる。

中村:それにしても、夏休みでってすごい話ですよ。これ日本人もできることなのかな。

ペッペ:パッションがあればできますよ。僕はすごくうまくなりたかったからできた。逆の話もあるんですよ。大学で韓国語のテストもあったんですよ。僕は全く韓国語の興味無かったんだけど、韓国語の書き方は歴史的に新しいらしくて、「ハングルは24時間あれば覚えられる」って先生に言われて。「24時間?じゃあ韓国語にしようか」ってテスト決めたんだけど、ハングル書くだけで1カ月かかったよ。文化の興味がないと僕はできないみたい、だからパッションが大事だね。

澤本:ヒロキくん、ペッペさん今日絵描いてくれるって。

ペッペ:描きますよ!

中村:おお!なんと、色紙プレゼント。早速この場で描いてもらおうかな。

ペッペ:何がいいかな…。じゃあミンゴ描きますね。

中村:描いている様もかっこいいね。CMとかも来そうだよね。

権八:CM出てたんでしょ?

ペッペ:出てた!フリスクネオ(クラシエ)のCMで、銀行強盗が入っちゃったけど気づかなくて「わあ!」ってなる人。すごく楽しかった。

権八:是非、機会があったら出ていただきたい。

ペッペ:よろしくお願いします!はい、お待たせしました。

中村:おお!素晴らしい!ありがとうございます。

澤本:ありがとうございます!

中村:これを「すぐおわ」をお聞きの1億人のリスナーたちにプレゼント。これを聞いたらすぐTwitterで@suguowaを探して、フォロー&リツイートしてください!よろしくお願いします!

〈後半に続く〉

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