博報堂、博報堂DYメディアパートナーズ、デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム(DAC)は4月15日、4月1日に発足した「HAKUHODO DX_UNITED」でDX推進人材のキャリア採用を行うと発表した。採用予定人数は初年度が最大150人で、3年で400人規模を目指すという。
第一弾となる今年度は、「HAKUHODO DX_UNITED」内でメディアDXの一旦を担う「博報堂デジタルイニシアティブ」で実施する。デジタルイニシアティブは、2020年にDAC内に設立され、博報堂・博報堂DYメディアパートナーズとともにデジタルサービスを提供してきた組織だ。募集するのは、デジタルアカウントディレクターとパフォーマンスメディアコンサルタント。
博報堂 人事局人事部長 兼 博報堂DYメディアパートナーズ人事局人事部長の沼田宏光氏によると、「HAKUHODO DX_UNITED」が目指すのは“限界が来ないDX”。エクスペリエンスデザインやテクニカルディレクションなども担うため、ユナイテッドな形でクリエイティビティを社会に実装するところまで手掛けることができる、という強みがある。
沼田氏は「生活者のインサイト起点で何かを発想して社会に実装できる人材を求めている」と話す。重要なのは、自分のやりたいことが明確でそれに紐づく経験があること。そのため、採用ページのジョブ・ディスクリプションは解像度を高くしているという。
また、今回採用する「博報堂デジタルイニシアティブ」のキャリアイメージについては、「デジタル運用コンサルを担当した後、統合メディアプランニングに行ったりプラットフォーマーと連携したりと、個々人の能力や希望に合わせてステップアップできる」と説明。将来的に、グループ内での転籍などの選択肢もあるという。
同社は、今後はデータテクノロジー人材やエクスペリエンスデザイン人材、システムエンジニアなど、職種を拡大してDX推進人材を募集する予定だ。