次世代の顧客エンゲージメントソリューションを提供するチーターデジタルは、消費者のブランド ロイヤルティやデータプライバシーに関するグローバル意識調査『デジタル消費者トレンド調査レポート2021』の結果を発表した。
日本を含む6か国、5,065名を対象にした本調査は「消費者がブランドに期待すること」「好んで利用するチャネル」「パーソナライズされた体験のお返しとして進んで開示するデータ」など、デジタル化の拡大によって変化を見せる消費者のパーセプションを深く分析するために必要とされるインサイトを提供することを目的に実施された。
ブランドに対する期待で顕著な傾向として出てきたのが、エシカル消費に対する意識の高まり。調査対象者の内、58%が「倫理上の理由で、お気に入りのブランドを乗り換えたことがある」、39%が「自分が利用するブランドが環境に与える影響について意識が高まった」と回答している。
日本の消費者の特徴としては、買い物をする時の気持ちとして「私のスタイルにあった商品でなくてはならない」と回答をした消費者が46%と約半数を占める結果に(6カ国平均は29%)。その他、日本の消費者の他国との相違点として「商品やサービスの価格の安さがブランドへのロイヤルティを感じる要因になり難い」という意識も見えてきた(買い物をする時の気持ちとして「一番安く売っているところから買いたい」と回答した人が日本は27%、6カ国平均は36%)。
また世界的に、消費者のデータプライバシーに対する意識が高まるなか、プライバシーへの配慮がロイヤルティに与える影響についての調査も実施。6カ国平均で27%の消費者が「データを責任をもって取り扱うブランドにロイヤルティを抱く」と回答。さらに、64%が「信頼できるブランドにもっとたくさんのお金を払う用意がある」と回答している。