【前回コラム】「『ドラゴンボール』で友達をつくって、『らんま1/2』で男になった(ゲスト:ペッペ)【後編】」はこちら
今回の登場人物紹介
※本記事は3月7日放送分の内容をダイジェスト収録したものです。
コピーライターのリスナーからお悩み相談–人生はすべて広告だ!
権八:はい、こんばんは。CMプランナーの権八です。
中村:こんばんは!WEB野郎こと中村ヒロキです。澤本さんがいないですね。皆さんいかがお過ごしでしょうか。最近は広告の仕事やられてますか?
権八:ぼちぼちやってますよ。“アレ”が売れているんですよ、サントリージャパニーズジン「翠(SUI)」。「それはまだ、流行っていない」というキャッチコピーでやっていますけど、まだ流行ってませんが売れてます(笑)。ぜひ皆さんにも飲んでほしいな!そういえば、最近テレビで気になったCMがあった。
中村:なんですか?
権八:「HARIBO」(笑)。
中村:えっ、どんなのでしたっけ?
権八:固いグミなんだよね「HARIBO」って。あれを力士の人たちが食べているCMなんですけど。
(【参照】「世界最大のグミメーカー「HARIBO」 日本初のテレビCMをスタート」はこちら)
中村:「HARIBO」って、高級スーパーで売ってるイメージ。
権八:そうそう、日本のお菓子じゃないのかな(*ドイツの菓子メーカー)。「HARIBO」食べた力士たちが子どもの声で喋ってて、すごく面白かった。「誰がやってるんだろ、これ?」って。いい広告ですね。
中村:特に車のCMはそうですけど、外資系のCMは割と本国のをそのまんま持ってきちゃうみたいなことがあるんですけど、日本オリジナルなんですか?
権八:どうなんだろう。でも日本語で喋ってたからね(笑)。
中村:なるほど(笑)。権八さん的には「HARIBO」が気になっているんですね。
権八:そしてなんと、お便りがきています!うれしいね。
中村:ちゃんと言った方がいいですね、「お便りください!」と(笑)。血の涙を流してお願いしております。
権八:血の涙を流して(笑)。お便り待ってます!
中村:ラジオネーム、レモントースターさん。九州の方です。
澤本さん権八さんこんばんは。いつも楽しみに拝聴しております。今日はご相談があり、恥を忍んでメールしました。私はしがないコピーライターですが、今度現役大学生へ90分講義をすることになりました……
権八:すごい!全然しがなくないんじゃない?この方。
「広告について」というざっくりしたお題で、もはや自由演技に近く、一体どんなことを話したら学生にとって有意義な話ができるのかと迷っています。学生たちは広告やマーケティングを勉強している、就職活動を控えた方々のようです。しかし、参加者がリモートとはいえ200人ぐらいいると後から知り、焦っています。
中村:とのことです。つまり質問は「広告について」っていうお題を出されたときに、権八さんだったらどういうことを話しますかと。「あ~なるほど!」ってメモしてくれる講義の仕方を教えてくださいということですね。
権八:この番組は「森羅万象、すべてが広告だ」って標榜しています。そういう「すぐおわ」的な視点で言うと、「人生は広告だ」というテーマにしちゃうのはどうでしょうか?今ってあらゆることが広告的じゃないですか。例えばSNSで何か発信するにしても、受け手がどう思うかやどう感じるかを考えながらやるわけでしょ。Twitterの顔、Facebookの顔、TikTokの顔、Instagramの顔……っていろんな顔があってさ、それぞれどういう自分の側面を出していくか、みんな考えながら生きてるのは、それだけですごく広告的ですよ。
中村:確かに。普通にすごくいいと思っちゃった。そういうことが、広告のクリエイティブにおいても、ソーシャルにおいても、人生のあらゆることに役立つんだよ~みたいな。
権八:そうですね。“役立つ”っていう言い方もできるかもしれないし、みんな日々そうやって広告的に生きてるわけだから、「広告の仕事を面白がれるよ」ってフワッと夢を与えてみる。この世界も人生も、同じことを言うにしても非常に広告的なわけですよね。SNSや日常生活における発言の仕方にしても、商品のキャッチフレーズの言い方変えるだけでも、キュンとくるかどうかって変わってくるじゃない。だからそれぐらい楽しい仕事だし、「みんながやってることが広告なんだ」ってことを言うと、すごく身近に感じられて大きな視点が持てるんじゃないでしょうか。
中村:すごくいいんじゃないでしょうか。完全にこの番組ならではの答えが出ましたね。レモントースターさん、ぜひこれを丸パクリして(笑)、「人生は広告だ」「広告が人生だ」と話してください!講義がどうだったかの反応もお待ちしています。
さて、では、早速ゲストをご紹介します。今夜のゲストは、僕個人的にも興味がありましてご招待させていただきました。「新R25」編集長・渡辺将基さんです!
渡辺:よろしくお願いします。