2020~2021年度を対象に、ADC賞(年鑑『日本のアートディレクション』)が作品募集を開始

東京アートディレクターズクラブ(東京ADC)による年鑑『ART DIRECTION JAPAN/日本のアートディレクション』(2018年に『ADC年鑑』を改名)は、ADC賞の対象となる年鑑掲載作品の募集を開始する。

同賞は2020年度、新型コロナウイルス感染症の影響のため、『日本のアートディレクション2020』の作品募集を見送った。そのため、本年度は2020~2021年の2年間の作品を対象としている。

対象となる作品は、ポスター、新聞広告、雑誌広告、ブック&エディトリアル、ジェネラルグラフィック、パッケージ、環境空間、CI,マーク&ロゴタイプ、コマーシャルフィルム、オンスクリーンメディア。

上記作品で、2019年5月1日から2021年4月30日までに、国内にて発表、使用、掲載されたものが対象となる。応募に関する詳細は、東京ADCのサイトの応募要項にて確認のこと。

本年度は従来と異なり、ブック&エディトリアル、パッケージ部門を除き、オンラインで作品を募集。ノミネート作品については後日実物を提出してもらい、賞の決定にあたる。ADC賞10〜13点、会員賞3点を同時に審査し、グランプリ1点を選出予定だ。

東京ADCでは毎年、審査には全会員(現在会員数81名)があたる。本年度の審査員長は、原研哉氏。受賞者は、11月1日に東京ADCサイトにて発表予定。

また、2022年1月に刊行予定のADC年鑑の年鑑編集委員会は、大貫卓也氏、葛西薫氏、河合雄流氏、菊地敦己氏、中島祥文氏、服部一成氏が務める。

受賞作を展示するADC展は、今年11月に、ギンザ・グラフィック・ギャラリー、クリエイションギャラリーG8において開催する。

※『日本のアートディレクション2020』作品募集

●応募期間
5月17日(月)~6月4日(金)24時
⑩コマーシャルフィルム部門 ⑪オンスクリーンメディア部門

5月17日(月)~6月11日(金)24時
①ポスターA部門 ②ポスターB部門 ③新聞広告部門 ④雑誌広告部門
⑤ブック&エディトリアル部門 ⑥ジェネラルグラフィック部門
⑦パッケージ部門 ⑧環境空間部門 ⑨CI,マーク&ロゴタイプ部門

※⑤ブック&エディトリアル部門、⑦パッケージ部門は、実物での応募。応募フォーム入力のみ上記の締切となり、作品(実物)受付は別日になる。詳しくは、応募要項を確認のこと。

●賞
ADCグランプリ:1点(トロフィー・50万円)
ADC賞:10-13点(トロフィー・10万円)
ADC会員賞:3点(トロフィー・10万円)
ADC制作者賞
原弘賞:1点(トロフィー)
※故原弘氏の業績を讃え、ブックデザイン、エディトリアルデザインの分野から、特にすぐれた作品に与えられる賞

この記事の感想を
教えて下さい。
この記事の感想を教えて下さい。

この記事を読んだ方におススメの記事

    タイアップ