はじめまして、神戸市の長井伸晃です。

なぜプロパー公務員の私がコラムを書くことになったか

はじめまして。神戸市職員の長井伸晃(ながい・のぶあき)と申します。え、公務員?公務員がアドタイでコラムとか書いちゃうんだと思ったそこのアナタ。私もそう思います。ドキドキしてます。

宣伝会議さんとのつながりは、私が登壇していた神戸市と「Uber Eats」の事業連携協定の会見をオンラインでご覧になられたことから。こんな公務員もいるんだと興味を持ってお声がけしてくださったそうです。それは2020年4月、コロナ禍の影響もあり、はじめてオンラインでの会見にチャレンジした時のことでした。本当にいろいろやってみるもんだなぁ、と思います。

2020年4月、神戸市と「Uber Eats」が事業連携協定を結んだ際のオンライン会見の様子。

3月までの2年間、私は神戸市の「つなぐ課」というちょっと特殊な部署にいました。「つなぐ課」については後ほど詳しくご説明しますが、そこでの主な取り組みをとしては、ひきこもり支援策や市職員の人材確保方策の検討、シェアリングエコノミーの実践、コロナ禍における飲食店支援、eスポーツの活用などなど。市の内部から働きかけることで見えてきたことを、今回のコラムでは共有できればと思います。

私は2年間の活動を終えて異動になりましたが、つなぐ課は組織や社会の状況に合わせて体制を変え、現在は「政策調査課」の中で活動を続けています。私も今は別の「つなぐ」仕事をしているのですが、それもまた追々。

アドタイで公務員がコラムを持つのは初ということで恐縮するばかりですが、公務員にもいろんな仕事があることを知ってもらい、少しでも身近に感じていただくきっかけになればうれしいです。

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長井伸晃(神戸市経済観光局経済政策課担当係長/都市型創造産業担当)
長井伸晃(神戸市経済観光局経済政策課担当係長/都市型創造産業担当)

関西学院大学卒業後、神戸市入庁。長田区保護課、行財政局給与課、企画調整局ICT創造担当係長、同局つなぐ課特命係長を経て現職。係長昇任後の企画調整局では、官民連携によるテクノロジーを活用した地域課題の解決や新たな市民サービスの創出に取り組んできた。これまでにフェイスブックジャパンやヤフー、Uber Eats、スペースマーケットなど15社との事業連携を企画・運営。現職では、地域産業の付加価値向上や次代の産業育成に向けた事業を推進・立案するとともに、その経済活動の担い手となる人材の発掘・誘致に取り組む。
神戸大学産官学連携本部非常勤講師。NPO法人「Unknown Kobe」理事長。
「地方公務員が本当にすごい!と思う地方公務員アワード2019」受賞。

長井伸晃(神戸市経済観光局経済政策課担当係長/都市型創造産業担当)

関西学院大学卒業後、神戸市入庁。長田区保護課、行財政局給与課、企画調整局ICT創造担当係長、同局つなぐ課特命係長を経て現職。係長昇任後の企画調整局では、官民連携によるテクノロジーを活用した地域課題の解決や新たな市民サービスの創出に取り組んできた。これまでにフェイスブックジャパンやヤフー、Uber Eats、スペースマーケットなど15社との事業連携を企画・運営。現職では、地域産業の付加価値向上や次代の産業育成に向けた事業を推進・立案するとともに、その経済活動の担い手となる人材の発掘・誘致に取り組む。
神戸大学産官学連携本部非常勤講師。NPO法人「Unknown Kobe」理事長。
「地方公務員が本当にすごい!と思う地方公務員アワード2019」受賞。

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