博報堂DYメディアパートナーズは2020年12月に広告メディアビジネスの次世代型モデル「AaaS」を提唱し、広告効果最適化を通した事業成長に貢献するソリューション群を提供してきたが、「AaaS」のシステム基盤となる統合メディアDWH(データウェアハウス)のアップデートとソリューションの拡充により、広告メディアビジネスおける4つのレイヤーの課題にフルに対応することが可能になったと発表した。
「AaaS」は「広告枠の取引」によるビジネス(いわゆる「予約型」から「運用型」への転換を見据えた、同社が提唱する広告メディアビジネスのデジタルトランスフォーメーションを果たす次世代型モデル。
【参考記事】博報堂DYMPが広告メディアビジネスの次世代型モデル「AaaS」を提唱し、統合運用サービスの提供を開始(2020年12月)
今回、提示されたレイヤーとは「Marketingレイヤー」、「TV×Digitalレイヤー」、「TVレイヤー」、「Digitalレイヤー」の4つ。
■ 4つのレイヤーとサービス群
Marketingレイヤーに対応するサービスとして、数理モデリングにより広告主のメディアやマーケティングの投資配分を最適化し、KPI設定を行う「Analytics AaaS」、TV×Digitalレイヤーに対応するサービスとして、テレビとデジタルを同じ指標で統合的に管理し最適なテレデジ運用につなげていく「Tele-Digi AaaS」、TVレイヤーに対応するサービスとして、常時接続型時代のテレビの高速PDCA(次世代運用型)を実現する「TV AaaS」、そしてDigitalレイヤーに対応するサービスとして、データ基盤を軸により効果・効率的なデジタル広告運用を実現する「Digital AaaS」として今後、推進していくという。