広告主は、情報を到達させたいターゲットによって様々な広告媒体を検討する。その中でも、エリアターゲティングができ、お茶の間まで届く媒体としての魅力があるポスティング広告。読宣では、その魅力を活かし、生活者のニーズをも踏まえた新サービス「YOMI LETTER®(ヨミレター)」をリリースした。
生活者に届く企業からの手紙
「ヨミレター」は、関西主要エリアの新聞無購読層に対し、毎週金曜日の夕方から翌土曜日の朝9時までにポスティングを行う媒体で、その部数は65万部に上る。新聞の発行部数が減少する中、「ヨミレター」は、新聞を購読していない世帯への情報伝達が可能だ。新聞折込広告と組み合わせることで生活者への情報の到達率を上げることができる媒体として生まれた。
新聞発行部数の推移(一般紙)
本サービスの担当者は、次のように話す。「通常ポスティングにはクレームが発生しがちですが、フリーダイヤルにかかる電話の半数が『うちにもヨミレターを投函してほしい』というもので、これは私たちの予想を超える反響です」。
同社では、ヨミレターの読者を分析。20代から40代が73%を占め、また64%が女性であり、子育て世代が中心になっていることが分かった。「アンケート(図1)からはスーパーなどの生活に密着したチラシが求められていることが分かります。生活者のためにもそういったチラシは増やしたいと思っています」と担当者。
昨年10月の事業開始から半年間の広告主の数は、延べ800社以上。高い評価を得ているという。
図1 読者の求めるチラシ(TOP5)
ヨミレターならではの強み
配布は読売新聞大阪本社の協力体制のもとYC(読売新聞販売店)が担う。読売新聞グループは、全国紙の中でもYCによる専売網の維持に特に力を入れている。神戸市からはワクチン接種関連の広報の全戸配布を請け負うなどと、配布能力に対する信頼性は高い。
世帯をもらさずに完全配布する能力と、長年にわたり蓄えた新聞購読者情報。この2つによりYCは新聞無購読世帯に対して高い精度で配布することができる。このYCの選別配布の能力が、ヨミレターの強みだといえる。
同社ではヨミレターのさらなる進化に向けて、社内横断プロジェクトを進めている。担当者は「ヨミレターの反響率を高めるために、当社の世帯情報システムとYCの配布エリアを組み合せ、購買力の高い層が多く住んでいるエリアに特化したポスティングをするなど、よりよい媒体を目指していきたい」と話す。
「広告主のお困りごとを解決するビジネスパートナー企業」としての役割を果たしていきたいと考えているという。
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