①ダイバーシティの国マレーシアのハラル認証とは?
イスラーム法において合法なもののことをハラールといい、ハラールでない物のことを非ハラール(ハラーム・ノンハラール)と称します。最も有名なノンハラル食材としては「豚肉」「アルコール」があります。それらの由来成分も当然NGとなります。それ以外一見食べてよさそうなものでも「ハラル認証」を取得していないものや鶏肉・牛肉でも戒律の中で決められた「屠殺」方法を踏んでいないものはタブーとされています。
過去には、2000年にインドネシアで「味の素」の原料にハラームとされている豚肉が使用されている疑いがあるという噂が流れました。材料としては豚の成分の使用は無かったのですが、発酵菌の栄養源をつくる過程で触媒として豚の酵素を使用していたために、現地法人の社長が逮捕された事実があります。
これだけ聞くと、宗教色が強く選択肢が非常に狭く難しそうと思いがちですが、誰でも自分で選択できる、幅広い選択肢が広がる環境こそが、当地マレーシアの強みであり魅力でもあります。実際スーパーマーケットの売り場では「ハラール」と「ノンハラール」売り場が分かれていて、ノンハラール製品を取り扱う人はイスラム教徒以外の店員になります。
レジも別に設けられており、特に「豚肉」はイスラム教徒は触れることもできないため通常のレジに持ち込むことはできません。ハラル認証されているかされていないかは製品を見て自分でマークをチェックし購入判断をするのが基本です。
ノンハラル(アルコールや豚肉)売り場入り口のサインと店内(写真右奥が豚肉売場)
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堤 藤成(フェズ クリエイティブ・ディレクター/PR プランナー)
堤 藤成(フェズ クリエイティブ・ディレクター/PR プランナー)
新卒で電通に入社し、コピーライター、デジタルプランナー、クリエーティブディレクターとして、様々な企業のプロモーション、ブランディング、新規事業開発などを担当。主な仕事としては、日本初の人工知能コピーライタープロジェクト「AICO」の新規事業立ち上げをはじめ、国語の教科書に掲載された「さびしくなったら、おヘソをみよう」(日本新聞協会グランプリ受賞)、『One Show 展』(カンヌゴールド)、『JRA進撃の有馬記念』、IBM Watsonハッカソン『日本IBM賞』、宣伝会議第1回コラムニストグランプリなど受賞多数。マレーシアのELM Graduate SchoolにてMBA(経営学修士)を取得。現在は「消費、そして地域を元気にする」をミッションに小売業界のデジタル革新を担う株式会社フェズにて、クリエイティブ・ディレクションと広報に従事。クリエイティブコーチとしても活動。またオランダ在住のリモートワーカーとして、EU圏からアジア圏まで海外リテイルのトレンドについても執筆や講演など精力的に活動中。主な連載『VUCA時代の小売と消費』(ダイヤモンド社)、『世界の小売から』(宣伝会議 AdverTimes)等
堤 藤成(フェズ クリエイティブ・ディレクター/PR プランナー)
新卒で電通に入社し、コピーライター、デジタルプランナー、クリエーティブディレクターとして、様々な企業のプロモーション、ブランディング、新規事業開発などを担当。主な仕事としては、日本初の人工知能コピーライタープロジェクト「AICO」の新規事業立ち上げをはじめ、国語の教科書に掲載された「さびしくなったら、おヘソをみよう」(日本新聞協会グランプリ受賞)、『One Show 展』(カンヌゴールド)、『JRA進撃の有馬記念』、IBM Watsonハッカソン『日本IBM賞』、宣伝会議第1回コラムニストグランプリなど受賞多数。マレーシアのELM Graduate SchoolにてMBA(経営学修士)を取得。現在は「消費、そして地域を元気にする」をミッションに小売業界のデジタル革新を担う株式会社フェズにて、クリエイティブ・ディレクションと広報に従事。クリエイティブコーチとしても活動。またオランダ在住のリモートワーカーとして、EU圏からアジア圏まで海外リテイルのトレンドについても執筆や講演など精力的に活動中。主な連載『VUCA時代の小売と消費』(ダイヤモンド社)、『世界の小売から』(宣伝会議 AdverTimes)等
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