「好きです」で埋め尽くされたラブレターをもらったあの頃の話
権八:ご兄弟はいらっしゃいますか?
加藤:兄がいます。3つ上です。
権八:どういうご家庭なんですか?お父さん厳しい人だった?
加藤:いや、4人家族なんですけど、お父さんだけ私たちと相性が悪いんですよ。私たちイコール3人なんですけど。お父さんは怒りっぽくって、自分の思い通りにいかないと怒っちゃうようなお子ちゃまなんですね。なので私たちが一生懸命大人になり、お父さんのキレるポイントを探りながら生きてきたっていう(笑)。あと、兄とは高校入るぐらいまではすごい仲悪かったんです。挨拶が舌打ちというくらい(笑)。舌打ちしたら「ああ、私どっか行けってことだな」とか。テレビ替えられたら「どっか行けってことだな」みたいな。それぐらい仲悪かったんですけど、なぜか私がこの仕事を始めてからコロッと仲良くなって。今ではディズニーランドに2人で行くくらい仲良し(笑)。気持ち悪いくらい仲良いんですよ。
権八:気持ち悪くないけどね、兄弟だからいいことだけどさ。
加藤:お兄ちゃんじゃなくてもはや弟みたいな感じで接していて。かわいいんですよ。
澤本:「なんか買って」とか言うの?
加藤:言わないです(笑)。
中村:子ども(笑)。
加藤:言わないけど、もはやお兄ちゃんじゃなくて弟だなって思ってますね。母性なんですかね?急に芽生え始めました。
澤本:芽生え始めたんだ(笑)。
権八:面白い。幼いころから「こうしなさい、ああしなさい」みたいなことはあんまり言われずに育ってきた?
加藤:ほとんど言われたことないですね。教育っていう教育はなかった。
澤本:教育なかったの?
中村:そんなことないよ!
権八:教育はあったと思うよ!(笑)。
加藤:あったか(笑)。
権八:加藤小夏というのは本名ですか?
加藤:本名です。
澤本:なんで小夏なの?小さな夏に生まれたの?
加藤:そうです!正解です。6月26日生まれで。本当は全然違う名前だったらしいんですよ。でも、ギリギリでその名前が腹黒い魚の名前だって知ったらしくて(笑)。急遽「どうしようどうしよう」ってなったらしくて。
権八:腹黒い魚ってなに?(笑)。
澤本:どういう名前だったの?
加藤:さより?
中村:ああ~。
加藤:加藤さより。
権八:可愛いじゃん。
澤本:いいじゃんね。
加藤:そうなんですけど、どこかでその情報を仕入れたらしくて「どうしようどうしよう」ってなって。「じゃあ小さい夏っしょ」みたいな。「小夏っしょ」みたいな感じで(笑)。
権八:でも可愛い名前ですよね。小夏って。
加藤:親には感謝してます。名前で覚えてもらえることも多いので。
澤本:周りの人にはなんて呼ばれてきたんですか?こなっちゃんって呼ばれたりする?
加藤:「こたつ」とか「ココナッツ」って小学校ではいじめられたり。いじめられるっていうかいじられたりとかしましたね。でも今は「小夏」ですかね。呼びやすいし。加藤も呼びやすいんで、「加藤ちゃん」とか「小夏ちゃん」とか。どっちも呼んでもらってますね。
中村:つい女優の方がゲストに来ると、私WEB野郎中村、聞きたくなってしまうのが……。中高生時代に何度告白されましたか?
加藤:わはは!(笑)。
権八:毎回聞くよね(笑)。
加藤:そうなんですね(笑)。
中村:夢みたいなことになってるんじゃないかなっていう。下駄箱開けたらラブレターみたいな。
権八:それも毎回言うよね(笑)。
加藤:ラブレターは、幼稚園のときにもらったことあります。
権八:あら!可愛い。
加藤:可愛いですよね。でもそのラブレター「好きです」で全部埋め尽くされていて。
中村:えっ?「好きです好きです好きです……」って?めちゃくちゃ怖い!
加藤:めちゃくちゃ怖い(笑)。その子、小学校も一緒だったからちょっと気まずいみたいな(笑)。これ言ってもいいのかな?ごめんね(笑)。
中村:優しい。
権八:優しいな~さっきから。
権八:中高生時代はやっぱりおモテになられたんじゃないですか?
加藤:いや~、そこそこ?(笑)。そこそこ。
権八:そりゃそうだよね。
澤本:「そこそこ」って言う感じがいいんだよ。「私全然モテませんでした」っていうと「嘘つけ!」って思うもん。
中村:「全然、私勉強してないよ」っていう感じ。
権八:でもなかなかモテるって言えないもんね。実際モテたとしても。
加藤:言えないですよ!
権八:聞くだけ愚問だね(笑)。
澤本&権八&中村:わはは(笑)。