3つの特長を“からくり装置”で表現——xpd
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S:START
最軽量モデル約958g
バッテリー最大駆動時間(動画連続再生)
約18時間
ラフに使える堅牢ボディ
NA:軽く、長く、強く
NA+S:可能性のその先へ VAIO Z
遊び心を追求した緩急のある展開
3本目は、黒い背景に浮かび上がるオリジナルのからくり装置が駆動し、「VAIO Z」の3つの特長を凝縮して伝える動画だ。
ボールに押されて一気にドミノが倒れ、指差し棒でVAIO Zのキーボードをタッチ。すると植物が芽吹くタイムラプス動画が再生される。やがてVAIO Zの本体はエレベーターのように上昇し、かごに入った3つのりんごとすれ違う。昇り切ると、色とりどりの4種類の水が容器に滴り落ちる。そして水の重みで紐が引っ張られ、カップから飛び出す無数のビー玉。そのままVAIO Zの本体が滑り台を一気に降下していく⸺この間、わずか30秒。「軽く、長く、強く/可能性のその先へVAIO Z」というナレーションで締めくくられる。
演出を手がけたのはxpd 寳榮夕貴さん。日頃はコメディ調の映像制作が多く、今回のようなクールな映像演出は初の挑戦だった。「装置の動きに集中できるよう、緩急をつけています。装置の全体像をあえて見せずに変化を追いかける人の目線に沿ったカットで構成しました。仮に無音で再生しても、引き込まれる映像に仕上げています。大変だったのは美術スタッフの皆さん。3日で全アイテムを揃えてテストし、撮影は1日で終えることができました」。
最も悩んだのは、からくり装置の仕掛けとVAIO Zの特長をどう結びつけるか。エレベーターのようにVAIO Zの本体が上がっていくシーンで重量1キロを切った「軽さ」を、容器に水が滴る様子で「スタミナ」を、終盤にVAIO Zが滑り落ちる仕掛けで「堅牢性」を伝えている。キーボードを打つ指差し棒の角度を何度も試したり、容器に水が流れる量の調節に苦労したり、VAIOZの本体が斜面をコースアウトしないようにケアしたりと、調整に時間をかけた。
制作チームは20代~30代前半の若手で構成され、まさにVAIOブランドの価値と出会ってもらいたいターゲットそのもの。「職業柄もあり、私も含めVAIOを使ったことがなかったメンバーがほとんど。でも実際に手にしてみるとスリムで格好いいし、スペックも充実している。この価値を伝えようと、メンバーと何度も議論したからこそ完成した映像です」(寳榮さん)。
スタッフリスト
- 演出+企画
- 寳榮夕貴
- Pr
- 星伸之
- PM+NA
- 青山勝哉
- PM
- 坂元里江
- 撮影
- 米澤佳州子
- 照明
- 藤江立
- 美術
- 湯本愉美
- 編集
- 玉木洲太
- MIX
- 渡辺貴代司