3:フランスの有名スーパー、モノプリVSカルフール
フランスがお好きな方は、「モノプリ(Monoprix)」をよくご存知かもしれません。プライベートブランドのお菓子やエコバッグのデザインも可愛く、手頃なお土産の購入場所としてガイドブックにも掲載されています。
ただ、旅のお土産にはお手頃でも、普段使いとしては高め価格というのがフランスでの評価。パリの中でも、観光地や高級住宅街など割といい場所に出店しているイメージです。
一方、お財布にやさしいスーパーとされるのが「カルフール(Carrefour)」。一時期は売上高で世界3位にもランクインした、フランスが世界に誇る流通グループです。2000年代初めには日本でも事業展開していました。
都市部を中心に展開するモノプリ(左)、郊外の大型店舗に重点を置くカルフール(右)
モノプリとカルフールの大きな違いは店舗の規模。市中向けの小中型店舗もありますが、カルフールの真髄は“スーパー”を超える“ハイパー”マーケットにあります。
私自身、初めて郊外のハイパーマケットに行った時は、ワインコーナーだけでも体育館くらいある広さ(あくまで個人の体感です!)に度肝を抜かれました。こうした超大型の総合スーパーを構想したのはカルフールが世界初とされており、今ではヨーロッパを代表する小売業態の地位を確立しています。
ちなみに、庶民的な価格とされるカルフールの大株主が、ルイヴィトンなどで知られるLVMHグループのCEOと高級百貨店であるギャラリー・ラファイエットのオーナー一族であるのは豆知識として挙げておきます。
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堤 藤成(フェズ クリエイティブ・ディレクター/PR プランナー)
堤 藤成(フェズ クリエイティブ・ディレクター/PR プランナー)
新卒で電通に入社し、コピーライター、デジタルプランナー、クリエーティブディレクターとして、様々な企業のプロモーション、ブランディング、新規事業開発などを担当。主な仕事としては、日本初の人工知能コピーライタープロジェクト「AICO」の新規事業立ち上げをはじめ、国語の教科書に掲載された「さびしくなったら、おヘソをみよう」(日本新聞協会グランプリ受賞)、『One Show 展』(カンヌゴールド)、『JRA進撃の有馬記念』、IBM Watsonハッカソン『日本IBM賞』、宣伝会議第1回コラムニストグランプリなど受賞多数。マレーシアのELM Graduate SchoolにてMBA(経営学修士)を取得。現在は「消費、そして地域を元気にする」をミッションに小売業界のデジタル革新を担う株式会社フェズにて、クリエイティブ・ディレクションと広報に従事。クリエイティブコーチとしても活動。またオランダ在住のリモートワーカーとして、EU圏からアジア圏まで海外リテイルのトレンドについても執筆や講演など精力的に活動中。主な連載『VUCA時代の小売と消費』(ダイヤモンド社)、『世界の小売から』(宣伝会議 AdverTimes)等
堤 藤成(フェズ クリエイティブ・ディレクター/PR プランナー)
新卒で電通に入社し、コピーライター、デジタルプランナー、クリエーティブディレクターとして、様々な企業のプロモーション、ブランディング、新規事業開発などを担当。主な仕事としては、日本初の人工知能コピーライタープロジェクト「AICO」の新規事業立ち上げをはじめ、国語の教科書に掲載された「さびしくなったら、おヘソをみよう」(日本新聞協会グランプリ受賞)、『One Show 展』(カンヌゴールド)、『JRA進撃の有馬記念』、IBM Watsonハッカソン『日本IBM賞』、宣伝会議第1回コラムニストグランプリなど受賞多数。マレーシアのELM Graduate SchoolにてMBA(経営学修士)を取得。現在は「消費、そして地域を元気にする」をミッションに小売業界のデジタル革新を担う株式会社フェズにて、クリエイティブ・ディレクションと広報に従事。クリエイティブコーチとしても活動。またオランダ在住のリモートワーカーとして、EU圏からアジア圏まで海外リテイルのトレンドについても執筆や講演など精力的に活動中。主な連載『VUCA時代の小売と消費』(ダイヤモンド社)、『世界の小売から』(宣伝会議 AdverTimes)等
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