タノシナル 代表取締役
福島ツトム氏
タノシナルの福島ツトム代表は自らが企画運営に携わり、従業員アンケートで過去最高の満足度という結果に導いたジンズホールディングス(以下JINS)とソフトバンクグループSB C&Sのオンライン社内イベントの事例からこう話す。
伝えると伝わるの違い
「経営側から伝えよう、伝えよう、とすればするほど、社員との距離は遠くなってしまいます。経営目線、本社目線ではなく、徹底的な社員目線での表現、発言、構成にしたコンテンツ作りが大切。タノシナルでは、まず社員の方たちが現在どれくらいのエンゲージメント具合なのか、聞き取り調査をします。一方で経営陣からも伝えたいこと、伝わっていないと感じることを聞き、そのギャップを把握します。そして、その差を埋めるための映像企画や全体の構成を考え提案していきます」。
毎年行ってきたイベントの進行構成であってもタノシナルは「伝わる」ための変更をどんどん進言していくという。「たとえ社長にでも『その順番で伝えても全く伝わらないですよ』とお話しします。そんなパートナー会社はないかもしれませんね(笑)。でも視聴する側からすると、情報を冒頭から段階的に理解していくので“伝える順番”は非常に重要。さらに飽きを防ぐために、要所要所で社員にとって刺激的な展開を入れていきます」。
その順番にフォーマットのようなものがあれば、様々なイベントで活用できそうだ。しかし、残念ながら型はないと福島氏。
「企業ごとに課題は複雑ですよね。グローバル企業を目指していたり、グループ会社の連携を目指していたり、取り扱う商品も様々。その時の空気感もあります。今年だからこうしよう!と考えるべきなんです。昨年11月に開催したJINS様のKEKKIKAI(決起会)では、コロナ禍だからこそ、社長や経営陣の苦悩を赤裸々に描くことから会をスタートしました。翌年は使えない手法ですね」。
苦悩から始まる決起会。担当者も経営陣も不安になりそうだ。「JINS様も提案当初は驚かれました。でも『伝わり、社員の行動変容が結果』というゴールを設定。そこに向かって話し合いを重ねていくことで、今回はこの方法がベスト、という企画ができ、結果、成功につながります」。
SB C&Sのイベントでは最後の社長コメントで、タノシナルの社名を出して「社員全員とつながるイベントができた」ことへの感動と感謝が伝えられたという。
実例動画が観られる
オンライン社内イベントを開催する際、リモートで参加できる利便性以上の満足度を引き出すことに苦労している、良いパートナーを探したい。
そんな広報担当者は、オンライン社内イベントの成功事例を実際の映像で観ることができるタノシナルのセミナーに参加してみてほしい。
宣伝会議のウェビナー登壇決定!
「そのオンラインイベント効果あった?」
効果が出た!数千人規模のオンライン社内イベント成功事例を特別公開!
https://www.sendenkaigi.com/event/tanoshinal2109/
タノシナルが携わったSB C&S、住友生命など複数社の事例が見られるセミナーを9月15日に開催します。実際の映像とともに成功のポイントに迫ります。詳細は上記リンクから特設サイトをご覧ください。
タノシナルが企画制作したオンライン社内イベント
CASE1 ジンズホールディングス
一体感や経営陣の熱量を感じた「決起会」
コロナ禍で、JINSはこれからどう歩んでいくべきなのか。提供するべき価値を一人ひとりが考えブランドを理解し、働き方を大きく変える必要がありました。これまではインナーブランディングや社内イベント中心の代理店や制作会社に依頼していましたが、コンテンツや運営が、ある程度定型化されていました。タノシナルからは、関心度を高めたり、エモーショナルで共感を促す提案があり、動画活用法も他社とは違い面白そうでした。
結果、アンケートでは参加者の93%が「満足した」と回答。会場開催以上に一体感や経営陣の熱量を感じる会となりました。「映像に必要な情報が詰まっており理解しやすかった」「新しい取り組みで先進的だった」との声が。社員の期待に応え最高潮に意欲を高めるためには、高いクオリティを持って実現する必要があります。今年もタノシナルと協働し、新たにオンライン懇親会にも挑戦したいと考えています(ブランドマネジメント部 後藤理絵氏)。
CASE2 SB C&S
「ワクワク働く会社」に一歩近づけた!
全社員イベントの目的は、経営陣と社員が会社のビジョンや戦略を共有し、社員同士が世代や部門の垣根を越えて理解し合うことです。オンライン開催に切り替えるにあたり、タノシナルからは、「動画とLIVEメッセージを効果的に融合させ、伝えたいポイントを社員に確実に届ける」「中継やコメント機能を活用、全社員が参加できるようにする」という提案を受けました。
DXを推進する企業として、オンラインだからこその全社員によるインタラクティブなコミュニケーションを実現、経営トップからは「いいチャレンジであり、これからも引き続き進めるべきだ」との声がありました。映像やイベント制作会社で「メッセージを伝えること」にこだわってくれる会社が少ないと思います。ましてタノシナルのように「楽しませること」にもこだわれる会社は他にありません。
「つながるDAYS」で、当社が目指す「ワクワク働くことのできる会社」に一歩近づけた気がします(広報室 成瀬大介氏)。
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