カインズは8月2日、メーカー向けにPOSデータを閲覧できるツールの販売を始めたと発表した。メーカーへのデータ提供で、プロモーションや商品開発に生かす。
日用品や雑貨、インテリア用品、建築、農業用具などのメーカーが対象。商品名、販売価格、店舗、個数、売上金額などが毎週更新される。他メーカーや他カテゴリーのデータも閲覧できる。
2022年春には顧客IDと商品の売り上げ情報を紐付けたID-POSデータの提供を始めるほか、地域の暮らしに合わせた分析を踏まえ、販促活動や商品開発の提案につなげる。
カインズは7月末時点で全国に226店舗を展開し、10万点超の商品を扱う。社員全員から意見を集める全員参加型の商品開発や、メーカーと協業して商品を開発する「カインズデザイン展」などを実施してきた。