日本パブリックリレーションズ協会は9月1日から、「PRアワードグランプリ 2021」のエントリー募集を開始する。最終エントリー締め切りは10月26日17時まで。
同賞は、一般企業の広報部門やPR会社が実施するパブリックリレーションズの事例を広く募集し、審査を通して日本を代表する優秀な活動を表彰・公開するもの。2001年の開始以来、今回で22回目を迎える。日本のコミュニケーション技術のさらなる質的向上とパブリックリレーションズに対する一層の理解促進を目的としている。
昨年度に引き続き、審査員長は井口理氏(電通パブリックリレーションズ 執行役員)。審査員はパブリックリレーションズ領域におけるプロフェッショナルと、アカデミズム・ジャーナリスト視点をもった有識者が務める。
エントリーの対象となるのは、企業・団体が実施または参加したコミュニケーション活動で、最近1年間に成果があがったもの。複数年にわたり現在も継続している活動も対象となる。また、過去にエントリーした案件であっても活動継続中であれば、再度エントリー可能だ。
応募カテゴリーは「コーポレート・コミュニケーション」「マーケティング・コミュニケーション」「ソーシャルグッド」「その他」から選択する。「グランプリ」1点、「ゴールド」2点、「シルバー」5点、「ブロンズ」7点を目安に選出する。また、9月1日から9月30日までのエントリーは、通常エントリー料の半額で応募できる「早期エントリー制」も設けている。
11月上旬の一次審査を経て、11月下旬にグランプリの審査を行う。12月14日には表彰式および上位入賞者による事例プレゼンテーションを予定しており、新型コロナウイルスの動向を踏まえオンライン配信などの形式を検討している。
なお2020年度のグランプリには、ダイキン工業「“上手な換気の方法”を伝えたい!『空気で答えを出す会社』の底力」と、井之上パブリックリレーションズ「『新型コロナウイルスに関する危機管理広報初動マニュアル』無償提供でコロナ禍での本質的PR発想を最短最速で日本中に提供」の2点が選出された。