ダイエーは8月24日、来店客がスマートフォンで商品バーコードを読み取り、専用端末で決済できる「レジゴー」を導入する。店頭で商品を手に取るタイミングで登録できるため、一般的なレジやセルフ、セミセルフレジと比べ、買い物にかかる時間を減らす効果が見込まれる。
8月24日に「ダイエー東大島店」、同26日に「ダイエー南砂町スナモ店」でスタートする。
スマートフォンは、専用アプリをインストールした自分の端末か、店頭で貸し出されるものを使用。店内を巡りながらスマホで商品のバーコードを読み取る。支払い時は専用ゲートの端末にスマホをかざした後、現金やクレジットカードなどで決済する。イオンの共通ポイント「WAON」も使える。自前のスマホの場合には、専用レジに表示される二次元コードを読み取ってから会計する。
「レジゴー」はイオンリテールが開発したシステムで、2020年2月に「イオンスタイル幕張新都心フードスクエア」「イオンスタイル幕張ベイパーク」を皮切りに導入を始めた。21年4月時点で、イオンリテール計32店舗で展開している。
新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、買い物客がスーパー店頭に滞在する時間は短くなる傾向にある。凸版印刷の調査では、店頭滞在時間を「20分未満」とする人は、コロナ禍前の33.7%から、ことし6月時点で47.4%に増加。21年2月時点でも41.7%と、短くなる傾向が続いている。また、「30分以上」という人は29.1%から21〜22%へ減少した。