新発売「クラフトボス 抹茶ラテ」のCMに、モー娘。「ザ☆ピ~ス!」が選ばれた理由

サントリー食品インターナショナルは「クラフトボス」の新たなラインナップとして、「クラフトボス 抹茶ラテ」を8月17日に発売開始。それに伴い、テレビCM『ピースにいこうぜ』篇のオンエアを開始した。

♪好きな人が~ と、誰もいないオフィスでそっと歌い始める女性。オフィスを清掃する掃除機の音を気にしながらも、誰も聞いていないことを確認すると、♪やさしかった~ ピース!と思わず声が大きくなる。そして、隠し切れないうれしさが顔いっぱいに広がった女性は、クラフトボス 抹茶ラテを飲み始める。メッセージは「ピースにいこうぜ。」。

 
モーニング娘。のヒット曲「ザ☆ピ~ス!」をモチーフにした本CM、「クラフトボスから抹茶ラテが登場する。まずはその事実が、衝撃なのか?という議論から始まりました」と、同キャンペーンを担当したプランナー、クリエイティブディレクター 水本晋平さん。

「BOSSを“コーヒー”のブランドと捉えると、衝撃の新商品、となるかもしれませんが、発売以来“WORK&PEACE”を謳うクラフトボスとしては、ある種当然であり、待望の新商品じゃないか、と」。

そこで発売前の今年7月に「衝撃or待望」を、ユーザーに問うTwitterキャンペーンを展開。その声に連動した、テレビCMを作ることに。その結果、待望派が多数だったことをうけて、今回のCMが完成した。

「仕事中に、コーヒーでも、紅茶でもなく、抹茶ラテを飲む。その時の気分を想像すると、抹茶ラテって、すごくPEACEな商品。集中力を高めるでも、ただ自分がリフレッシュするでもなく、ふっと自分の目の前の人を大切にしたくなる。その人たちに、やさしい気持ちになれる。そんなパワーを持っているからこそ、今のこの時代に求められている=待望の新商品、と皆が言ってくれたのではないかと。なので、事前期は衝撃or待望、で期待感を煽りながら、発売時のテレビCMでは、思いっきりPEACEな気分になれる映像をつくることを目指しました」。

今回のCMに「ザ☆ピ~ス!」を選んだ理由を、水本さんは次のように話す。

「今、私が29歳なので、『ザ☆ピ〜ス!』が大ヒットした時は小学生。その時は、明るくて元気をもらえる曲!くらいに思っていたのですが、この歳になって改めて聴くと、サビの歌詞の意味が妙に刺さる。

♪~
好きな人が 優しかった うれしい出来事が 増えました
大事な人が わかってくれた 感動的な出来事と なりました

一緒に企画した同世代のクリエイティブメンバーも監督の平田大輔さんも、皆同じことをこの曲に感じていて。この商品を通して感じてほしい想いを伝えるのに最高の曲だと確信し、企画の中心におきました」。

この曲を思わず口ずさむまでに至る、抑えきれないピースな感情をチャーミングに表現しているのは女優 見上愛さん。「ピースな感情の表現はもちろん、視聴者にもピースをもたらしてくれる人…と期待して、見上愛さんにお願いしました。結果、見せてくれたのは、私たちの想像を遥かに超えるピースな姿でした」。

昨今、抹茶ラテをはじめとする飲料のみならず、抹茶関連商品の人気は高まっている。その中で、今回の「クラフトボス 抹茶ラテ」のCMについて、水本さんは「旧来的で“和”な『抹茶』観を安直に押し付けるのではなく、今の時代ならではの『抹茶ラテ』の価値観を世の中に示すことができたのではないか、と思います」と話している。

スタッフリスト

企画制作
電通+ギークピクチュアズ
CD​
岡ゆかり
CD+企画
水本晋平
C+企画​
岩田泰河
AD​
齋藤俊一郎
D​
田中玲乃
Pr​
若生秀人
PM​
内海和、井上架音、戸村円保
演出​
平田大輔
撮影​
オグラトモアキ
照明​
茨城昌弘
美術​
マキシマヒデキ
ST​
桧森美恵
HM​
山口恵理子
編集​
明石風太(オフライン)、山本ロン(オンライン)
楽曲​
『ザ☆ピ〜ス!』(アレンジ)
編曲​
メロディー・パンチ
MIX​
大高真吾、安達識
SE​
望月久美子
CAS​
元川益暢、鈴江こころ
AE​
山本和毅、中野美蘭
出演
見上愛

ECD:エグゼクティブクリエイティブディレクター/CD:クリエイティブディレクター/AD:アートディレクター/企画:プランナー/C:コピーライター/STPL:ストラテジックプランナー/D:デザイナー/I:イラストレーター/CPr:クリエイティブプロデューサー/Pr:プロデューサー/PM:プロダクションマネージャー/演出:ディレクター/TD:テクニカルディレクター/PGR:プログラマー/FE:フロントエンドエンジニア/SE:音響効果/ST:スタイリスト/HM:ヘアメイク/CRD:コーディネーター/CAS:キャスティング/AE:アカウントエグゼクティブ(営業)/NA:ナレーター
この記事の感想を
教えて下さい。
この記事の感想を教えて下さい。

この記事を読んだ方におススメの記事