東京2020パラリンピック開閉会式コンセプト発表、一般公募で161人が出演

8月24日にスタートする東京2020パラリンピックの開会式・閉会式のコンセプトが発表された。開会式は「WE HAVE WINGS」、閉会式は「Harmonious Cacophony」。また、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の4式典の共通コンセプト「Moving Forward」は既に7月に発表済みだ。

組織委では2019年12月に一般からパラリンピックの開閉会式の出演者を募集しており、計5550人の応募があった。そのうち161人が出演する予定。大会延期による式典の簡素化と式典内容の見直し、新型コロナウイルス感染症対策の観点などを踏まえ決定したという。

内訳は開会式75人、閉会式89人で、うち3人は両式典に参加する。年齢は最年少11歳、最年長68歳となっている。

発表されたコンセプトの詳細は以下のとおり。なお、現時点で制作スタッフについての発表はされていない。

■東京2020パラリンピック競技大会開会式コンセプト

“WE HAVE WINGS”

人生は追い風ばかりではありません。

前に進もうと思っても、なかなか進めない。
視界不良で、状況を掴めない。
ついにはその場で立ち止まり、うずくまる。
誰しもが、そんな逆風を何度となく経験します。

しかし、パラリンピックに出場するアスリートたちは知っています。
風がどの方向に吹いていようと、それを人生の力に変えられることを。
勇気を出して「翼」を広げることで、思わぬ場所に到達できるということを。

いよいよパラリンピックが始まります。
アスリートたちのパフォーマンスは、
あなたにも「翼」があることを気づかせてくれるでしょう。

■東京2020パラリンピック競技大会閉会式コンセプト

“Harmonious Cacophony”

それは、パラリンピックから影響を受けた、
「違いが輝く」世界。

多様な身体、ユニークなテクノロジー、様々な素材。
それぞれが、混ざり合って1色になるのではなく、
「らしさ」を発揮した状態でカラフルに合わさります。

一見不協和音になりそうな状態から生まれる、新しい調和。
違いがあることで対立が生じるのではなく、
新たな未来が生まれていきます。

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