国連の関係機関のひとつである万国郵便連合(UPU)の事務局長に、日本が擁立した日本郵便の目時政彦常務執行役員が選出された。アフリカのコートジボワールで8月25日(現地時間)に開催された事務局長選挙で、ベルギーとスイスの候補を抑えて選ばれた。
任期は2022年1月から4年。アジア・太平洋地域の出身者が事務局長に就くのは初めて。
目時氏は1983年郵政省(当時)入省。在タイ日本大使館勤務などを経て、日本郵便の国際事業部長、UPUの郵便業務理事会議長などを歴任した。
UPUはスイスのベルンに本部があり、192の国と地域が加盟。国際郵便や物流のルールづくりを担う。