【前回コラム】「「もったいない」から生まれたKIRIN公式note」はこちら
「個人の物語」を内包するnote
前回は、KIRIN公式noteを立ち上げた経緯について、インターナルの熱量にもったいなさを感じたこと、世の中の企業発信が「ソーシャル・パーソナル」に移り始めていたことについてお伝えしました。
今回はまず、なぜオウンドメディアを立ち上げた場所がnoteだったかについてお伝えします。
オウンドメディアの場所としてnoteを採択した理由は、私たちが伝えたいこととnote読者との親和性です。そしてもうひとつは「小さく始める」ことができる点にありました。
noteは「だれもが創作をはじめ、続けられるようにする」というミッションを掲げたプラットフォームです。SNSのようなフォロー機能も持ちながら、ファンクラブのように限られた読者とコミュニケーションができるサークル機能や課金機能(課金した人しか読めない・見れない)もあり、オープンでいながら密度高くコミュニケーションができるところにnoteの面白さがあります。
また、もうひとつのnoteの特徴はプラットフォーム自体に「人格がある」という点です。つまり、note独自の編集部隊がいて、日々流れてくるコンテンツを見てピックアップしては、多くの読者の目に留まらせる役割を持っているのです。
他SNSのような「アルゴリズム一辺倒」ではなく、人の目を介することで、「いいコンテンツ」であれば、それまでフォロワーが0人の人・アカウントであったとしても一夜にしてスター街道を歩み始めることができる、そういう点もnoteの魅力のひとつかと思います。
よくTwitterは「Look at This」、Instagramは「Look at Me」と表現されます。「今ココ」の情報を拡散させるTwitterと、好きなことで人をつなげるInstagramの世界観をうまく顕した表現かと思います。
対してnoteは「Look at Story」だと思っています。その人特有の「背景」や「想い」に触れてファンを生み出してはつながるnoteの利点は、まさに「個人の物語」を内包したプラットフォームと言えるでしょう。