ライオンは9月1日、仙台市中心部の商店街の買い物環境を整備するプロジェクトを開始した。来街者や店舗にはハンドソープ「キレイキレイ」を無料で提供するほか、清潔さを保つための啓発プログラムも実施する。手洗いなどを促すアーケードフラッグも掲出する。
「キレイのリレー」と題したプロジェクト。清潔さを保つのは自分のためだけではなく、周囲のためでもあるといった意味を込め、「リレー」と掲げた。
プロジェクトの対象となるのは、「ハピナ名掛丁商店街」「クリスロード商店街」「マーブルロードおおまち商店街」「サンモール一番町商店街」「ぶらんど~む一番町商店街」「一番町四丁目商店街」「仙台朝市商店街」「本町商店街」の8つ。
商店街周辺の通行量は2019年時点で平日平均3万8800人、休日は4万7700人に上るが、昨今は新型コロナウイルス感染症を受け、消費が冷え込んでいる。例年、期間合計で200万人以上が訪れる七夕まつりもことしは規模を縮小し、県外からの観光も自粛を訴えた。
8つの商店街を束ねる仙台市中心部商店街活性化協議会は9月1日から24日にかけ、1万円分の商品券を8000円で販売する「割増商品券」を売り出す。発行冊数は3万8700冊で、利用は年内まで。実店舗需要の活性化につなげる。