回転ずし大手のくら寿司は9月2日、グローバル旗艦店として運営する「くら寿司 浅草ROX店」(東京・台東)が、ドイツの国際建築デザイン賞「ICONIC AWARDS(アイコニック・アワーズ)2021」のインテリア部門で、最高位となる「Best of Best」を受賞したと発表した。同店舗の内装を監修したのは、佐藤可士和氏。
【関連記事】人口1000人の村のコンビニ、ドイツ建築賞に輝く
「浅草ROX店」は、日本の祭りをモチーフにした装飾が特徴で、壁面には提灯やお面が飾られているほか、縁日の出店のように射的や輪投げなどが実際に遊べるスペースもある。
柱やテーブルには白木を用い、座席は畳を使用している。ほかのくら寿司店舗より規模が大きく、敷地面積は255坪(一般店舗は125坪)、座席数は272席(一般店舗は199席)となっている。
「ICONIC AWARD」は、各国の建築関連デザインを顕彰する賞で、ドイツデザイン評議会が主催。「建築」や「インテリア」などの部門ごとに受賞作品が選出され、優秀作から順に「Best of Best」「Winner」「Selection」が授与される。
店舗設計や内装には佐藤可士和氏のほか、照明の企画設計を手がけるOn & Off、内装・施工のシーエーリーディングが携わっている。