ロート製薬は9月21日、香りをアート作品によって視覚化した展示イベントをオンラインで開催する。作品を通じて、閲覧者に「香りを想像してもらう」という企画。室内用芳香剤などを販売する自社ブランド「BÉLAIR LAB(ベレアラボ)」のPRの一環。公開期間は11月30日まで。
「べレアラボ」の調香師の手がけた香りから着想した作品を、旧山口萬吉邸を改装した会員制施設「kudan house」(東京・千代田)に展示し、映像化。Webサイトでは、3次元映像など、鑑賞のための仕掛けも施した。参加するのは、河村康輔氏、キム・ソンヘ氏、中瀬萌氏、萩原亮大氏、万美氏ら5人。一部の作品は9月21日から10月7日にかけ、体験型店舗「b8ta(ベータ)Tokyo – Yurakucho」(東京・千代田)でも公開する。
「べレアラボ」の公式オンラインストアでは9月8日から、参加した5人が制作時に嗅いだ、5つの香りのミニスプレーセットを先着55人限定で5%割引きし、販売する。
「べレアラボ」は2019年5月に立ち上げたロート製薬の新規事業で、公式オンラインストアのほか、Amazon.co.jpなどで商品を販売している。過去には、香りでプロサッカークラブ「いわきFC」所属選手のパフォーマンスを高める実証実験や、三井不動産が運営するサテライトオフィスで集中して仕事ができる環境のための香りづくりを手がけたこともある。