エムエスアイコンピュータージャパンは9月9日、ビジネスパーソンやクリエイター向けの高性能ノートパソコンの新製品「Summit E16 Flip」シリーズを発売する。360展開可能なディスプレイと、独立したGPU（画像処理半導体）を搭載しているのが特徴。マルチタスクやクリエイティブ制作など高い負荷がかかる作業を効率化するノートPCとして開発した。
採用したのはエヌビディア社のGPU「NVIDIA GeForce RTX 30シリーズ」で、ゲーム競技（eスポーツ）に用いられるPCや、高い処理能力が求められる動画制作、CG制作用のPCに比肩する処理性能を実現した。GPUは動画などの画像処理に用いる半導体で、大量のデータ計算に優れる。
CPU（中央演算処理装置）にはインテル社の最新の第11世代「インテル Core i7 プロセッサー」を採用した。メールやオフィスソフト、ビデオ会議といった一般的な業務用ソフトが快適に動作するだけでなく、動画・画像編集やグラフィックデザインなどのクリエイティブソフト、複数のアプリケーションを同時に使用するマルチタスクでも高いパフォーマンスを発揮する。
16インチのディスプレイは360度展開し、スタイラスペンやタッチに対応する。本体は、薄さ16.9ミリメートル、重さ2.1キログラム。テレワーク向けにマイクを内蔵したWebカメラと無線LANなどを標準搭載している。連続稼働時間は最大11時間（バッテリ動作時間測定法〈Ver. 2.0〉による）で、出先での作業にも対応する。
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