日本新聞協会は10月8日、2021年度の「新聞広告クリエーティブコンテスト」の受賞作品を発表した。最優秀賞には青野高広氏(アド・ベン・コーポレーション)による「#拡散したくない」が選出された。なお、2002年度に「『新聞広告を広告する』新聞広告コンテスト」としてスタートした本コンテストは今年度で終了となる。
今年のテーマは「拡散・シェアしたくなる新聞広告」。テーマに沿った未発表のオリジナル作品が募集され、631点の応募があった。最優秀賞はマスクの日焼け跡が残る子どもの寝顔と「#拡散したくない」というシンプルなメッセージで、新型コロナの感染防止に努める人々の暮らしと終息への願いを表現したもの。「『拡散』というテーマと、コロナウイルスがこれ以上拡散してほしくないという願いを上手なコピーで伝えている」などと評価された。
「新聞広告クリエーティブコンテスト」は2002年度に「『新聞広告を広告する』新聞広告コンテスト」として創設。2006年度に現在の名称となった。クリエイターや学生らに制作機会を提供し、新聞広告の可能性を広げる目的で開催してきたが今年度を最後に終了する。日本新聞協会では「節目を迎えたため」と説明している。
審査員は副田高行氏(審査委員長)、一倉宏氏、川口清勝氏、照井晶博氏、服部一成氏が務めた。各賞の受賞者は以下の通り。
優秀賞
コピー賞
デザイン賞
特別賞
学生賞