飲料なのに“のんだあと”から始まる、サントリー「#素晴らしい過去になろう」プロジェクトのCM

サントリーグループは、今年9月のSDGsWEEKが始まる9月17日に、日本経済新聞に新聞広告を出稿。スペシャルテレビCMとして、「#素晴らしい過去になろう 飲み終わった後」篇の3タイプのオンエアを開始した。

キャプ「#素晴らしい過去になろう 飲み終わった後・神木隆之介」篇(15秒)ション

 

「#素晴らしい過去になろう 飲み終わった後・芦田愛菜」篇(15秒) 

 

「#素晴らしい過去になろう 飲み終わった後・ダカラとムギ」篇(15秒)

 
同グループでは、2011年にリサイクルシステムを構築し、2012年に国内清涼飲料業界で初めて100%リサイクル素材のペットボトルを導入した。それを皮切りに、従来よりもCO2排出量を約60%も削減する世界初の技術を開発するなど、長年にわたって技術革新を進め、ペットボトルの「ボトルtoボトル」水平リサイクルを推進。「2030年までにグローバルで使用するすべてのペットボトルの素材をリサイクル素材あるいは植物由来素材に100%切り替え、化石由来原料の新規使用ゼロの実現」を目指している。そして今年3月22日の国連「世界水の日」に、「#素晴らしい過去になろう」プロジェクトを開始。今回のCMはこのプロジェクトの一環として制作された。

「ぼくたちは素晴らしい過去になれるだろうか。この⾃問⾃答からプロジェクトは誕⽣しました。根底にあったのは、今を⽣きる⾃分たちは“未来を決めた過去”として、この先ずっと責任を問われ続けるのだ、という企業サントリーの強い⾃覚です。今回の“2030年までに全世界でペットボトルのサステナブル化を⽬指す”もその⼀環。9月のSDGs週間の新聞15段、CM、Webの広告で、改めて宣言しました」と、コピーライター太田恵美さん。

今回のCMのテーマは、ペットボトルのリサイクル。のんだ後の「はがす」「すすぐ」「つぶす」という行動にフォーカスした。神木隆之介さん、芦田愛菜さん、そしてしずくちゃん(グリーンダカラちゃん)となぎさちゃん(ムギちゃん)、それぞれが「今日はのみ終えた後をご覧いただいています」というナレーションと共にペットボトルのラベルをはがすところからCMは始まる。

「いつもならCMでは飲んで当たり前の出演者の⽅々が、今回は“のんだ後”からの出演という意外な展開。でもそれ以上に叶えたかったのは、“キャップを外して、ボトルを洗って、ラベルを剥がして…”の地味な⾏動を、これからのメジャーにすること。そこに⼤いなる⼒を貸してくれると信じて選んだのが、往年の名曲『また逢う⽇まで』でした」

しずくちゃんとなぎさちゃんが登場する新聞広告では、本プロジェクトの第2弾となるステートメントが記されている。

ステートメント
10年後、ふたりはまだ20代。
未来を生きる彼らに、胸を張ってこの地球を渡す。
それは、いずれ「過去」と呼ばれる今の私たちの仕事です。
なにを残して、なにを変えるのか。
小さくてもいい、できることからやっていこう。

サントリーには目標があります。
ペットボトルをゴミにしない。大事な資源として扱い、
この先何度も何度も蘇らせるなど、2030年までに、全世界で
ペットボトルの100%サステナブル化を目指します。

******

#素晴らしい過去になろう
それは、未来を想って今動き出すための、掛け声。

ずっとずっと、
水と生きていけますように。

水と生きるSUNTORY
 

CMのほかに、動画「#素晴らしい過去になろう のんだあとはサステナブル!」篇も公開。こちらの映像では、おなじみの「のんだあとはリサイクル」マークのピクトグラムが動きだす。ナレーションは神木さんが務めている。

Web動画「#素晴らしい過去になろう のんだあとはサステナブル!」篇

 

スタッフリスト

●共通
企画制作
電通+MR_DESIGN+ONE STONE
CD
岡ゆかり
CD+企画
東畑幸多
企画
⽔本晋平
C+企画
太⽥恵美
AD+企画
佐野研⼆郎
AD+D
⾹取有美
PR
吾郷マキ・北原祐⼆・⼤⼭良

 

●新聞15段(2021.9.17⽇経新聞)
撮影
森本美絵、星野尚彦

 

●TVCM
PM
佐藤諒⽂、坂本優⾐
演出
牧鉄⾺
撮影
内⽥将⼆
照明
茨城昌弘
美術
⼤野博史
CG
⼭⽥⼤樹
編集
阿部直⼦(オフライン)、⻄部暁(オンライン)
カラリスト
Brandon Chavez
⾳楽プロダクション
愛印
中納良恵
SE
Scott Bucsis
MA
増富和⾳
ST
伊賀⼤介(神⽊)、浜松あゆみ(芦⽥)
HM
MIZUHO(神⽊)、久慈拓路(芦⽥)、常磐美帆(しずく・なぎさ)
CAS
元川益暢、福⽥エミ、丸⼭創太郎、⽯井美帆
NA+出演
神⽊隆之介、芦⽥愛菜
出演
しずく、なぎさ

 

●WEB movie (ピクトグラム篇)
PM
稲葉芽⾥
演出
泉⽥尚美
アニメーション
CALF
編集
市原賢治
⾳楽プロダクション
グランドファンク
SE
望⽉久美⼦
MA
⽯坂亮
CAS
元川益暢・福⽥エミ
NA
神⽊隆之介

ECD:エグゼクティブクリエイティブディレクター/CD:クリエイティブディレクター/AD:アートディレクター/企画:プランナー/C:コピーライター/STPL:ストラテジックプランナー/D:デザイナー/I:イラストレーター/CPr:クリエイティブプロデューサー/Pr:プロデューサー/PM:プロダクションマネージャー/演出:ディレクター/TD:テクニカルディレクター/PGR:プログラマー/FE:フロントエンドエンジニア/SE:音響効果/ST:スタイリスト/HM:ヘアメイク/CRD:コーディネーター/CAS:キャスティング/AE:アカウントエグゼクティブ(営業)/NA:ナレーター

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