オンラインでのミーティングが当たり前となった今、企画のアイデア出しや組み立て方が思うようにいかないということも多いのではないだろうか。ここでは、コロナ禍でも様々な企画に挑戦し続けるカヤックに、アイデアの育て方を聞いた。
カヤックとは⋯⋯
固定概念にとらわれない発想力・企画力、形にしていく技術力を強みに、ゲームアプリや広告・Webサイト制作を始め、最新テクノロジーとアイデアを掛け合わせた新しい体験をユーザーに提供しています。社員の9割がデザイナーやプログラマーなどのクリエイター人材で「つくる人を増やす」を経営理念に多様性を生かしたユニークな人事制度や経営でも注目されています。
カヤックで企画を考えるときには、チームでブレストをしてアイデアを出し合うことが多いです。そこには、クリエイティブディレクターやプランナー以外にもデザイナーやエンジニアも参加します。そういった様々な職能の頭の中を合わせ、ひとつのアイデアに育て上げていきます。
カヤック流 オンラインブレスト術
新型コロナウイルス感染症拡大によりカヤックでも一部社員がリモートワークをしているため、これまでオフラインだったブレストを、オンラインで実施しています。オンラインの特性上、多数で一気に話すより、一人ずつ話をすることが多くなりがちです。他の人の発言からインスピレーションを受けて、いいアイデアが湧いてきたのに、話題が変わってしまい、タイミングを逸することもあります。
そこで、カヤックではテキストをベースに、アイデアやイメージを出し合う工夫をしています。チャット欄などを使うこともありますが、僕はよく「miro」というオンラインホワイトボードツールを使って、意見を書き出し、まとめています。