フェイスブックが社名変更「メタ」に 創業者「メタバースファースト目指す」

米フェイスブックは10月28日、12月1日付で社名を「メタ」にすると発表した。変更理由について、「今後はメタバースの構築に注力し、Facebookファーストではなく、メタバースファーストを目指す。現在の社名では、将来はもちろん、現在の事業すべてを表現できない」とした。

公開された新たなロゴ

メタバースは、さまざまな領域のサービスやコンテンツを提供し、もうひとつの生活空間のように利用できる仮想空間を指す。マーク・ザッカーバーグCEOは「私たちは、10億人規模の人々に利用され、数千億ドル規模で商品の売り買いがなされ、何百万人ものクリエイターや開発者の雇用を支えるメタバースを、今後10年以内に構築することを目指しています」としている。

ブルームバーグインテリジェンスは、「メタバース」は今後多くの企業の投資を受け、2024年までに市場規模が8000億ドル(約90兆8500億円)になるとの推計を示している。

フェイスブックは10月、元社員による告発などを受け、米国内で厳しい視線が集まっている。社名変更をしても従来の運営姿勢に対する批判は免れ得ないとする見方もある(→【関連記事】フェイスブック、社名変更でも当局や世間の視線改善せず=専門家

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