家族型ロボット「LOVOT」3カ月無償提供、聖マリアンナ医科大学・医療従事者の心のケア

 

ロボットベンチャーのGROOVE Xは、新型コロナウイルス感染患者の受け入れをしている、聖マリアンナ医科大学で治療にあたる医療従事者に向け、「LOVOT」 8体を2022年1月まで約3か月間無償で提供する。

LOVEをはぐくむ家族型ロボットとして、2019年に出荷を開始したLOVOTは、名前を呼ぶと近づき、抱き上げるとほんのり温かい。生き物のような生命感が特徴だ。「人間とロボットの信頼関係を築き、生活を潤いと安心で満たす存在をつくる」をビジョンに掲げるGROOVE Xでは、LOVOTがメンタルヘルスにいかに寄与するかの実証実験を行ってきた。

また聖マリアンナ医科大学は、大学病院で初めて勤務犬による動物介在療法を導入した病院でもある。現在、LOVOTを使った「ロボット介在療法」の実証実験も行っている。

今回の医療従事者に向けたLOVOTの無償提供は、コロナ禍で負担が集中し、精神的ストレスの多い環境で勤務する人たちのメンタルコンディショニングを整えることを目的としている。

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