三菱重工パワーインダストリー、脱炭素社会が叶える世界を表現した動画を募集/BOVA 2022

ブレーンが主催するオンライン動画のコンテスト「BOVA 2022」では、2022年1月27日まで作品を募集しています。ここでは、協賛企業が出題した課題への自主制作作品を対象とする〈一般公募部門〉で協賛企業が行ったオリエンテーションのダイジェストを紹介します。今回は、三菱重工パワーインダストリーの課題「“脱炭素社会って素敵!”と思える動画」についてです。

 

日本を支える工場に動力を供給する企業

当社は、日本を支える産業部門(製造業や農林水産業、鉱業、建設業)の工場に、動力となる電気や蒸気、熱などを供給する産業用火力設備の設置とアフターサービスを行う企業です。簡単にいうと、工場生産における心臓にあたる設備を設置・ケアしています。

石炭や天然ガスを燃料とする産業用火力設備のみならず、動植物などから生まれた生物資源を燃料とするバイオマス発電設備、マグマで温められた蒸気を地下からくみ上げてタービンを回して発電する地熱発電設備なども手がけています。

当社は製造工場を持たないエンジニアリング会社です。注文建築のようなイメージで、さまざまな企業の要望に応じて、設備を設計し、最適な材料や機器を組み合わせて建設し、引き渡しまでを行います。その後もホームドクターのように定期的な保守点検や、修理・交換業務を行っていきます。

老朽化した旧来の発電設備を
ゼロカーボン燃料で蘇らせる

地球温暖化問題の深刻化により、日本政府は2020年10月に「2050年カーボンニュートラル」を宣言しました。「カーボンニュートラル」とは、温室効果ガスの排出量と吸収量を均衡させ、“排出を全体としてゼロにする”ことを意味します。この宣言により、国内の脱酸素の動きは急速に進展しています。

資源エネルギー庁によると、2018年の時点で日本では電力・非電力部門を合わせて約11億トンのエネルギー起源CO2を排出していました。それを減らすには、その内の30%を占める産業部門での脱酸素の達成も重要なポイントのひとつです。

また脱炭素化の潮流の急加速に伴い、現在、石炭を燃料として使用している老朽化した産業用火力設備をすぐにでも更新していく必要があります。これを分かりやすく例えるとするならば、これまで修理を重ねながらなんとか使用してきた「石炭焚きの蒸気機関車」を、最新の「ゼロカーボン燃料焚きの蒸気機関車」へ生まれ変わらせるようなものです。

なぜそれを当社が使命感を持って推進する必要があるか。実は当社の国内産業用火力設備シェアは約50%にのぼります。だからこそ、産業用火力設備を脱炭素によって蘇らせ、化石燃料資源が少ない日本が高付加価値製品の生産を継続するための基盤を整えて、日本の産業が更に発展していくことを支えるのが当社の役割と考えています。

脱炭素社会への取り組みは、私たちの日常生活のすべてに関係しています。日本の環境保全技術は世界トップクラスであり、水素やアンモニアを燃料として活用するさらなる技術革新により、輸入化石燃料に頼らない産業・生活が実現可能です。脱炭素は日本にとっても当社にとっても将来にわたりビジネスを拡大・飛躍する大チャンスなのです。

脱炭素社会がもたらす素敵な世界の実現のため、ニッチな範囲で地道に取り組んでいる会社があることを「明るく楽しく」伝えてください。日本の未来のため、脱炭素社会実現のために取り組みを続ける当社の思いを表現していただきたいと思っています。

三菱重工パワーインダストリーの課題内容詳細はこちらから。

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