公務員こそイノベーションの核になりうる

組織の枠を超えて価値を創造する

このコラムは、アドタイの読者の方々に向けて官民連携のヒントをご提供できるように、そして公務員にとってもクリエイティブな働き方のヒントをお届けできればと思い始まったものです。

「9時5時」と言われ平坦な仕事に思われがちな公務員ですが、改めて顧みると、公務員とはイノベーションの核になりうる、クリエイティブな仕事だなと思います。

組織の枠を超えて新たな価値を市民に提供することに挑戦でき、そのアウトプットに対するフィードバックもダイナミックに受け取ることができる。地域の課題を知り、信頼もある公務員こそ、組織や立場を越えて、さまざまな人を巻き込んでイノベーションの核となるのに最適なポジションではないかと。

官民連携のパートナーとなる民間企業の方々にも、それをうまく活用していただき、互いの強みを持ちあうことで新たな価値を創造できると思うんです。

もちろん公務員には本当にさまざまな仕事・キャリアがあり、いつでも思うようにやりたいことができるわけではないです。しかし、そこで得た経験やネットワークが、後々思わぬ形で掛け合わさって可能性が開き、次のチャレンジへの道につながることがあるということを、私自身体験してきました。

今後も公務員として、そして自分の存在意義として、つなぐ課を卒業してからでも、その時々のポジションでできる「つなぎ」を続けていきたいと思っています。

次回(最終回)は、つなぐ課を卒業した2021年4月以降で、つないだお話をご紹介できればと思います。

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長井伸晃(神戸市経済観光局経済政策課担当係長/都市型創造産業担当)
長井伸晃(神戸市経済観光局経済政策課担当係長/都市型創造産業担当)

関西学院大学卒業後、神戸市入庁。長田区保護課、行財政局給与課、企画調整局ICT創造担当係長、同局つなぐ課特命係長を経て現職。係長昇任後の企画調整局では、官民連携によるテクノロジーを活用した地域課題の解決や新たな市民サービスの創出に取り組んできた。これまでにフェイスブックジャパンやヤフー、Uber Eats、スペースマーケットなど15社との事業連携を企画・運営。現職では、地域産業の付加価値向上や次代の産業育成に向けた事業を推進・立案するとともに、その経済活動の担い手となる人材の発掘・誘致に取り組む。
神戸大学産官学連携本部非常勤講師。NPO法人「Unknown Kobe」理事長。
「地方公務員が本当にすごい!と思う地方公務員アワード2019」受賞。

長井伸晃(神戸市経済観光局経済政策課担当係長/都市型創造産業担当)

関西学院大学卒業後、神戸市入庁。長田区保護課、行財政局給与課、企画調整局ICT創造担当係長、同局つなぐ課特命係長を経て現職。係長昇任後の企画調整局では、官民連携によるテクノロジーを活用した地域課題の解決や新たな市民サービスの創出に取り組んできた。これまでにフェイスブックジャパンやヤフー、Uber Eats、スペースマーケットなど15社との事業連携を企画・運営。現職では、地域産業の付加価値向上や次代の産業育成に向けた事業を推進・立案するとともに、その経済活動の担い手となる人材の発掘・誘致に取り組む。
神戸大学産官学連携本部非常勤講師。NPO法人「Unknown Kobe」理事長。
「地方公務員が本当にすごい!と思う地方公務員アワード2019」受賞。

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