フェンシング協会にすぐおわメンバー3人を勧誘!
澤本:今の選手は、みんなどういうきっかけで始めたんですか?
権八:僕もそれ思った。
武井:ご両親がフェンシングの関係者だったりとか……。
澤本:じゃあ世襲制みたいなこと?
武井:日本のトップ選手もジュニアが多いです。
権八:えー!
武井:ほとんどとは言わないですけど。お父さん世代に同じ名前の選手がいて「あの選手ってあの……?」って言ったら、「〇〇選手の息子さんです」っていうことは日本代表にも何人かいたりする。高校から希望に燃えて「フェンシングで夢掴んでやる」っていう人の数はそんなに多くないだろうなと思いますね。
澤本:武井さんできそうだけどね(笑)。
中村:武井さんはまさに反射神経や動体視力が優れてるじゃないですか。大学のサークルとかで“ぽっと出”で勝てるあれじゃないんだ。
武井:でもね、勝てると思います。だって6000人しかいないんだもん。
中村:(笑)。
武井:技術はすごい高いですけど、フィジカルとか見ると、例えば陸上のトップ選手と同じぐらいだけ動けるかってそういうわけじゃない選手も多い。ぶっちゃけチャンスはあるだろうなと思います。競技人生も長くて、30代は当たり前で、40歳ぐらいでオリンピック出てる選手もいっぱいいる。経歴が長くなればなるほど上手になってくる競技なんですよね。
だから、剣道をやっていた選手のトライアウトをやってもいいなと思っています。2m近く身長がある元アスリートとか。背が高い・腕が長いっていうのは、フェンシングではかなり有利。剣先を届かせたら、相手は自分の体に届かない距離なので。的がデカいのは不利にはなることもあるらしいんですけど、大きい選手が世界でもトップクラスにいるし、体のサイズは優位に働く競技なので。2メートルクラスはなかなかいないから、バレーボールやバスケットボールで1回引退してセカンドキャリアを考えている人たちを集めてプロジェクトチームをつくったら面白いだろうなと思っています。そういう仕掛けもしていこうかなと。
そしたら「知ってる選手がフェンシングやってる!」が始まるじゃないですか。これはすごく面白くて。先日、スペシャルマッチを組んだんです。総合格闘家の朝倉海選手と元プロボクサーの内山高志さんの2人に、フェンシングをやってもらいました。どっちが強いのか。近日動画を配信します!
権八:朝倉選手とよく対決してますよね(笑)。
武井:海くんとは僕いつもフィジカル対決してます。
権八:しかもいつも勝ってますよね(笑)。
武井:僕全部勝ってます(笑)。
一同:(笑)。
権八:すごいのよ、本当。
武井:今日はせっかくなので皆さんもフェンシング協会に登録していただいて、3人会員を増やして帰りたいなと思います!(笑)
澤本&権八&中村:(爆笑)。
中村:そんな簡単に登録できるんですか?
武井:簡単にできますね(笑)。
権八:会員登録するとどうなるんだろう?
武井:まず、フェンシング協会の管轄する試合に選手として出場ができる!
権八:わはは!
中村:ちょっと嬉しいかも。分からないけど(笑)。
武井:ぜひぜひ、この左手で握っていただいて(笑)。サウスポー貴重ですから。
<後編につづく>